sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

30年ぶりのソウル(1)ルームメイト

2019-05-12 | 一人旅たまに人と旅
30年前にソウルの延世大学に留学していました。
望んでした留学ではなく、いろいろな事情で仕方なく行ったのですが
厳しく大嫌いだった家から離れて、誰にも怒らず怒鳴られず閉じ込められずに
毎日を過ごしているうちに、だんだん楽しくなって、今ではいい思い出。
日本では中学から大学まで同じ女子校に通ったのですが、
息苦しくつまらなかったのは自分に合わない場所にいたからなんだなとわかった。
ソウルが自分に合っている場所だったわけではありませんが、
家だけでなく、日本のいろいろな目に見えないコードからも離れて
やっと自分のやり方ですこし呼吸ができた感じがしたのでした。
ただ、韓国はその頃まだまだ政治的にも経済的にも安定してなくて
不便なことも多かったなぁと思う。

最初に入った寮は大きな一軒家で、今で言うシェアハウスのようなところ。
大きな共有の居間と台所があって、10人くらいの女子留学生が
一人部屋か二人部屋に入っていました。
親しみのある雰囲気の家で、わたしはここで多分人生で初めて、
家に帰るときに家の灯りを見て暖かい気持ちになる、というのを知ったのでした。
そこで、ルームメイトだったのは4歳のときに韓国からオランダに移住し
オランダで育った子で、無愛想でかなりエキセントリックな子だった。
韓国人にもアメリカ人にもどうも馴染めなかったわたしとは気があって、
その後別の大きな寮に移っても、向かいの部屋同士で仲良くしていたものです。
彼女はその後、ソウルに7年住んだ後オランダに帰り、それから
何度か日本に遊びに来てくれたけど、15年前にあったのが最後でした。
その彼女から、これからソウルに3週間行くけど、久しぶりに会えない?と誘われて
日本のゴールデンウィーク明け、彼女が帰る直前に、都合をつけて行ってきました。

旅行にはいつも何かテーマを作る。
切手博物館だったり、植物園だったり、映画祭だったり。
それさえクリアしたら他は欲張らずにのんびりする。
今回は、古い友達に会う、というのが目的だから、ソウルの街を歩くのが
30年ぶりだったとしても、欲張らずにゆったり会ってこようと思いました。

その前に猫をどうするかを考えなくては。という話は次に。

写真は15年前に彼女が日本に遊びに来たときの写真。

気分がいいので寄付をする

2019-05-12 | Weblog
酔っ払ってるせいも少しあるけど、どこも痛いところがなくて、
(年取るとこれってすごくすごく特別なありがたいことだってわかるのよ!)
猫も息子も元気で、ワインは美味しくて、熱いお風呂に入れて、
清潔なベッドに寝られて、明日は朝も夜もたのしい予定があって、
なんか楽しすぎるので、寄付してくる。
寄付する対象は大体決めてあります。
ひとりで世界の全ての問題に関わることはできないので、
寄付をする対象は基本的に3つくらいに絞ってあって、
それ以外は無理しないことにしている。

少しだけワインを一回我慢できるくらいを、
こういう、あーわたしってしあわせだなーと思った時に寄付するのはいいよね。

息子にサンタさんが来なくなって以来、母もクリスマスプレゼントはやめて、
そのぶん毎年寄付してきたけど、その息子も家を出て何年も経って、
彼は彼で今もちゃんとやってるかなぁ。