「なんとなく」って

記憶力の劣化がすごい。うれしいこともいやなこともどんどん思い出せなくなってる。
だからもっと「なんとなく」を信じた方がいいかなと思う。
「なんとなく」は多分、忘れてしまったたくさんのものでできるから。

人やものについて、そのどこがいいのか聞かれたら
具体的なことはうまく答えられなかったりする。
過去の日記やブログとか見かえすと、すごくいろいろなことがあって、
最高のこともあったなと思うけど、普段はほとんどを忘れてるし思い出せない。
でも、「なんとなく」好きなものや人は、
そういう覚えてないたくさんのいいことが後ろにあるのよね。

3月のつぶやき：後半

ピエール瀧が夢に出てきたところで目が覚めた。


スッキリするならやったらいいけど、その後の連鎖を思うとなー、
とか思って、どんどんものの言えない人間になっていくんだなぁ。
朝炊いた豆ご飯しか食べてない。お酒は飲んだけど。肉かコロッケが食べたいです。

コロッケは、いつでも食べたいけど。


午前中に頑張って、午後からは自分に優しいことばっかりしよう！


ご飯食べたら頑張る。
と思って好きな店に行ったらいきなり閉店してたショック…


今は外で人と飲む機会がほぼなくなったので
お酒のコントロールはやりやすいはずなのよね。
ひとりの時は肴作ってワイン飲んで上機嫌。
恋人とはバーがどっちかの家でソーダ割りくいくい飲んで上機嫌。
恋人とは今は離れて住んでるので飲めるのは週に一、二度だし、
ひとりの時のワインを減らせばよい？


グラウラーという単語を知った誕生日の夜。若者文化の香り。
息子が送ってくれんだけど、誕生日を忘れてなかっただけで素晴らしい。笑


このからっぽな感じはなんなんだろうなー

なんとか納得してるのに、どの辺からからっぽが出てくるんだろう。
からっぽがある、って変だけど。
隠居がまだ板についてない


わたしのユキヤナギ。わたしのものではないけどわたしのユキヤナギと思ってるし、
そういうものは多いですね。
ユキヤナギは白い花がたくさん密集してふわりと息を呑むし、
初冬の紅葉も鮮やかできれい。


コロッケではなく、ピネライスという悪魔の食べ物を食べてしまった。


下心ゼロの、普通の男友だちとの飲み楽しいなー。
わたしのわからない難しい話も多いけど、結局普遍的な話になると強い
一生懸命生きてる人同士ならなんとかなるよね。
久しぶりの友達（その娘も友だち）と飲んで、
二軒目がどこもこのご時世であいてないので、
道端で缶の飲み物を手にあれこれ話しました。
この年になっても、こういう時間があるのはええことよねー。


家族や日時的に親しい相手を蔑ろにしたり雑に扱ったりする人は本当に多い。
わたしは小さい時の息子を雑に扱って後回しにしてたなぁと反省してるし、
今後はそういうことのないよう、毎日家にいる猫もちゃんと大事に甘やかすぞ。


雨の日に恋人んちに泊まったのは初めて。
雨の音は窓を閉めてるとあまり聞こえなかった。
彼は雨の音は好きじゃないというけど、わたしは好きだなー。今日はよく降る。


就職でこの春から東京に住む甥の家がまだ決まってない。
甥は魚が趣味で大きな水槽が6つくらいあって全部持っていきたいんだったかな。
減らすんだったかな。それもあって引っ越し大変。間に合うのか？
コミュニケーションの得意な方でない甥が
東京で就職してひとりで生きていくのかぁと思うとそっちも不安だろうなぁ。
当面リモートみたいだけど。


昨夜は今年初めて湯たんぽなしで眠れた。
今夜もお風呂出てから今まだ暖かいんだけど、湯たんぽいらないかな


会社のパソコン開く時、うっかりぼんやりついくせで
自分のMacBookやスマホのパスワード入れることはたまにあるけど
今朝は何故か郵便番号を入力してた。かなり上の空でしたね…


今日は映画見た後気分が良くて、去年から悩んでた小さい革のリュックを買った。
B5用紙を横にしたくらいの小さい横長の四角いリュックで赤と茶色で迷ってたやつ。
半年くらい迷って3回店に行って（映画館への途中にある）とうとう赤いのを買いました。
半年悩んだからいいでしょう。誕生日月だったし。


先週末に昭和歌謡や演歌を延々聞かされたのだけど、
その後80年代の中島みゆきとか聞かされたせいか、
今日は「蕎麦屋」が頭の中を回っている。今日見た映画が思い出させたのかもしれない。

世界中の誰もかもが偉い奴に思えてきてって、まあいつもそうだけど、
ひとり蕎麦食べるとつい口ずさみたくなる歌。


昔はもっと元気だったし賢かったし心の体力があったのになー。
今は心の中で指一本動かすのも億劫だ。

仕事があるので起きてるけど、もう延々ソリティアしかできない状態が近いわー


最近のグダグダ期には別に死にたくはならないんだけどなんしか力が出ない。
好奇心も意欲も湧かないのでもちろん頑張るとかはるかに遠いし
集中にもエネルギーがいるので極端に読書量が減るし映画も見れない。
そういう状態についてはTwitterでしか吐き出さないし普通を装いながら淡々と過ぎるのを待つ。
普通を装って、見えるところだけはぎりぎり保つけど、
家はじわじわ汚れるし自分自身もじわじわ汚れる。
やることが滞って嫌になりとりあえず逃げてベッドに潜るけど眠れないし
延々とソリティアするくらいしかできない。

とはいえそれでもご飯作れるうちはまあなんともない。

しんどい時にそれをひとに言えないんじゃなくて、
別に言わないというか、言いたくないに近いな。
若い頃は言いたくても言えなかった。今は言えるけど言わない。
少しは強くなったのか。


猫が人間に比べると小さくて（うちの子は4キロあるけど）手も足も細いし
額なんて本当に猫の額なのに、なんとなくどっしりしてる感じがするのは、
猫は自分のことを小さいと思ってないからかな？
ビビりでこわがりなくせにうちの猫は
自分をわたしと同じくらいの大きさと思ってそうな気がする。

いや、目線は違うし抱っこはされるしわたしの方が場合場合で大きいのはわかってるだろうけど、
なんというか本質的に総合的に、自分を大きく思ってるんじゃないかと？



行きたい場所と欲しいもののわかりやすい一覧を週末に作ろう。


殺人のような犯罪でさえ被害者や遺族の心のケアより
加害者の更生が優先されているように思えるケースは多く、
それに納得がいかない気持ちはわかるのだけど、
何が正しいことなのかわたしにはまだよくわからなくてずっと考えてる。


歯が痛いです・・・
先月恋人が歯痛で、顔が腫れてるのをかわいそうやなーと見てたけど、
自分が痛くなるのもつらい。いや正直言って自分が痛い方がずっとつらいよね・・・
それに恋人が痛いとわたしは優しくするけど、
わたしが痛くても恋人はふーんってくらいなので、さらにつらい。


少し歩いて喉が乾いたので、バーではなくひと気のないカフェに入ってノンアル頼んだら、
こちらノンアルコールですがよろしいですか？と確認される。
うむむよろしいのです。今日も休肝日なのです笑


コツコツするのは40歳すぎてわりと得意になった。


「詩を訳すときの準備は、頭の中の言葉の海を揺らしておくだけ」
（「限りなく繊細でワイルドな森の生活」内藤里永子より吉田映子さんの言葉）


夕方マンションの敷地内の桜の周りをうろうろして、
桜の下にベンチがあるけど、桜は真下から見るより外から見る方が好きかなぁ。


お弁当というものが本当に好きだ。
冷めたご飯が嫌いじゃないというか、
冷めたおにぎりは炊きたてより好きかもしれないくらいだし、
味の移ったおかずも好きだし小さいものが好きだしちんまりまとまってるものが好きだし
好きな要素しかない。


中国の歴史ドラマの何かの部分を史実を歪めてると韓国が批判したような話題で、
日本はその辺おおらかというか自由だよな、むしろ何でもありだよねという話になった。
日本で最大のアンタッチャブルは近代以降の天皇だと思うけど、
それ以前の天皇に関しては歴史フィクションなので批判的に戯画化されることも多いし、
フィクションなんだからあることないこと、あったように書かれてきたよね、
源氏物語の昔から、みたいなこと。


お弁当って小さいものだし、持ち運んで時間が経ってから食べるものだし
制約が多いから味的にも栄養的にも完璧にするのは難しいし、
まあ気休めくらいの気分で作ってたけど、
恋人と暮らしてた時に作ってあげてた小さいお弁当は
実はかなり偉かったのではと今になって思う。


食事を外食とコンビニやサプリに頼りがちな人には
ご飯と肉か魚と野菜と卵少しずつという慎ましい食事が一回あるだけでも
違う種類の栄養価がありそうだし、代謝のドアも少し開く気がするけど。


なんでこんなにすぐ、なんでも忘れてしまうんやろなぁ。
言葉もどんどん出てこなくなってるし。ああアルジャーノンよ。

3月のつぶやき：前半

朝の5時には人間のお腹や顔をカリカリと引っ掻き、
ご飯くれ！遊べ！と騒いでいた子猫が今や9時過ぎても起きてこないねぼすけに。


昨夜は猫が、2ヶ月ぶりくらいにわたしのベッドに来て枕元で寝てくれた！うぅ。
嫌われてなかったのね、よかった・・・w


わりと料理好きの方だと思うけど、それでも料理するの、めんどくさい時もあるし
手の込んだことしたい時もある。
でもなんしかその選択肢が自分にあると思うだけで、
料理を嫌になることはないだろな、わたしは。


クナイプの生姜の入浴剤、めっちゃ温もるなー。
半身浴的にお湯半分で長湯するので、入浴剤も半分しか入れないけど、ほかほか。


何食べようかな（食事しながら次の食事のことを考える食いしん坊…


ちなみに自分自身は、運命の相手！と思ったのは二十歳の初恋の人くらいです。
若かったし初恋だしね。
今の恋人も運命の人なのかどうかわかんないというか違うと思うけど、
もしもこのまま10年20年一緒にいられれば、運命の人になっていくのでしょう。
わからんけどね。


朝焼いたパンとほぼ同じ形の丸い何かが窓辺にいました。（猫）


近所の本屋さんの入り口に書かれてる店主の俳句が句集になってた！


昨日見た映画がとても良くて、同じ監督の映画を勧められたので見てる。
風景が素晴らしい。あと、フランスの女優さんがみんな特にスタイルが良くなくて、
顔はナチュラルにすっぴんで、服に流行はなく、それが作られたものじゃないので、
アメリカの女優さんとは違うなーとうれしくなる。
ニューヨークのシーンも美しいなー
この監督の描く世界に住みたいなー

いい映画を続けて見て全方位に元気が出た。
心の中に飼ってるモニカ・ベルッチも喜んでる。
わたくしマリリン・モンローとモニカ・ベルッチを飼ってましてね、
日本の人は最初友達に勧められて叶美香を考えたけどわたしには荷が重かったので、
井川遥にしました。マリリンとモニカと遥3人でちょうどいいかな。（なにが？笑


最近山道などを歩くとき道幅がそんなに狭くなくても片側が崖だと怖くて
サクサク歩けない。自分は高所恐怖症はあんまりないと思うんだけど、
年と共にバランス感がなくなってきて、
普通に立って歩いてるだけでたまに不思議な気持ちになって
ふらふらすることがあるようになったからかな。
だからベビーカーを押してなくても、物でいっぱいの店の狭い通路でも、
自分が急にぐらっと揺れてものを押し除けて棚をひっくり返しながら倒れないという
自信はないのである。今でこんなで、もっと年取ったらどうなるんだろうなぁ。


クロちゃん、しっぽがあってかっこいいねぇ、と
猫の尻尾で遊びながら心から思ってることを言う。しっぽいいなー。


枝の先がみんなピースの形をしているナンキンハゼ。
もう少ししたら新しい若い葉っぱが出てきて、気がつけばもさもさと生い繁る。


一年中目がかゆい。かゆい時とすごくかゆい時とめちゃくちゃかゆい時があって
今はめちゃくちゃかゆい時。鼻水は季節に関係なく年に一、二度ひどい時期がある。
何かに反応してるアレルギーだろうけど、鼻と目が別々の時期なので、一体何に？


日本人が戦前から何かを優しくお人好しゆえに与えすぎてしまった相手がいるとしたら、
それはもちろん侵略搾取した隣国ではなく、
自分とこの天皇なんじゃないの、自分や家族の命まで捧げたんだからね。


会社にくる請求書の切手がかわいいとうれしくて、請求書好きだわー。
経営者（弟）は請求書は好きじゃないようですが…


最近、人が誰でも知ってて当然の前提で話す知らない固有名詞のほとんどがお笑いの人。


裸になることの難しさよ…


大体のとき、わたしはあらゆるエネルギーが足りてなくて、誰とも話したくない。

あれこれいじって言語化できることもあるけど


誰のためでもない自分というのがわかんないわ。ずっとわかんないままなんかな。


わからん映画といえば、TENETが最近の一番わからんかった映画だけど、
なんかアニメの方がわからなさもいい加減でいい気がして楽かも。


良い本のことを思い出したので、今日は風薬飲んでもうベッドに入る。
寝る前に温かいチャイを飲んだ。恋人の家は私鉄駅から1分そこそこだけど、
コンビニもスーパーもATMもない駅で、
あるのは優しい表情の山と大きな植物園と小さいパン屋さんと蜂蜜屋さんだけ。
そこで買った蜂蜜をチャイに入れました。きっとよく眠れる。


昨夜はちょっと具合が悪くて、熱はなかったので葛根湯飲んで寝ようかと思ったけど、
よくねむりたかったので普通の風邪薬飲んで寝た。
夜中に起きて眠れないということがなく、よかった。でもまだ寝られる。
40代までは、家に風邪薬も置いてなくて、少々の不具合は寝て治す！と頑張ってたけど、
今はあっさりお薬に頼みます。インフルで39度の熱があってもお薬飲まなかった昔のわたし、
元気だったんだなー。


昔のファムファタルって今なら振り回し系ふしぎちゃんなのかな。
人間が全体に昔より子どもになってるからかな。


やりたいことも行きたい場所も、できるうちに。


外国の映画など見てると、太った女の人がすごく似合う服を生き生きと着てたりして、
あれはどうすればああなれるんだろう？とよく思う。


ああ、選択肢よ…


猫のくろちゃん、こんなにわたしのことを好きなのに
なんで痛くもない爪切りをさせてくれないんだろう。
猫も人間もこっちが望むような好きになり方はしてくれないものなのね…

自分は自分、人は人、猫は猫だから仕方ないか


台所の景色が好きだなぁ。ちょっと雑然としてる感じが好きなんです。
窓がないのでいつもちょっと暗いけど。


どんなことでも、ある程度厚みのあることなら、
こちらからそれに歩みよればそれなりに面白がれるよね。

エヴァ、
ニワカなので感想は差し控えますが、ニワカでない人の考察を見ているだけで、
当分楽しめます。


自分が一番きれいだったのは？と聞かれて、27歳の時と47歳の時と答えたわたし。
一番モテたのは40代後半でした…
67歳でまたきれいになれるといいけど、さて。


まさか、出かけようとか思ってないよね？猫を置いて？
という顔をする猫。


わたしも誰にも会わずに家にずっといたら、そのうち猫になると思う。
リモートしてるうちにいつの間にか気付かないうちに猫になってた人、みたいな。

うさぎかもしれん


年が明けたと思ったら一瞬で3月になってて、それもまた一瞬で4月になって、
もう一瞬くらいで年末になる。いつになったら自由に出かけられるだろうと
先の長さにうんざりするけど年をとると本当に一瞬。
でも若い人は違うかもねぇ。


バレンタインは何十回もあったけど、
二十歳の時に初恋の人にあげたチョコレートだけ覚えてる。
あと息子には毎年チョコケーキ焼いたことも覚えてるけど。


ネタバレを気にしないと言うか、ものによっては積極的に内容を知っておきたいのは、
先の見えない話を見てると時に登場人物以上にハラハラ緊張しすぎて、
いろんなものが見えなくなってしまって、映画を味わえないからです。
心のキャパが少なくて緊張しすぎるし、共感過剰で他人事のように見れないのよ…


餃子が作りたくなった。粉もあるし豚ひき肉もある。ニラもある。
白菜はないけどキムチがあるからいいか。皮をうまく作りたい。
れんこんも少し入れたらシャクシャクして美味しいよね、と思ったけど、
この前恋人にあなたの味付けは足し算すぎると言われたのでシンプルに行く。
・・・デカイ餃子になりました。とにかく打ち粉はたっぷりと前回学んだので、
今回の皮は上手くいった。もっちり。残りは明日水餃子にして食べます。
・・・気が済んだわ。
食べたいと作りたいと、どっちもあるから厄介。
餃子屋が、会社からうちまでの徒歩5分の間に３つくらいあるのに、
今日は作りたくて作った。概ね満足。


外、めっちゃピカピカ光ってるし、ゴロゴロ言ってるし、雨の音も強いけど、
猫は平然としてるしわたしは荒れてる空の音を楽しみながら寝る。


友達とやりとりしてて好きな曲を思い出す。
I'm a little bit of everything, all grown into one I'm a bitch, I'm a lover, I'm a child, I'm a mother, I'm a sinner, I'm a saint, https://www.youtube.com/watch?v=5TLWMYmBqZc…


細々と家のことをしています。
2年くらい触ったことのないごちゃごちゃの場所の整理とかもした。
あと、昨日作った餃子を夕方に母のところへ届けて、夜は夜で家事。


今日行きたい場所もあったんだけど、明日出かけるので大人しく家にいて
結構まめに雑用を済ませました。枕の内袋が破けて中身が溢れかけてたのをチクチク補修。
猫がものすごい真剣な目で見てたけど邪魔はされなかった。
編み物は邪魔されるけど縫い物は大丈夫なのか。仕事行くよりよく働いたわ。


うちにテレビがないので母のとこで撮っておいてもらったドラマ
「アンという名の少女」の第六話を見てきた。
半年前くらいのだったと思うけど、好きすぎて見るのがもったいなくてまだ見終わらない。
あと二話残ってるけど見終わりたくない。DVD買うか。

ミノスケ、イタチカフェ、ノラパンダ

わたしはわりと呑気な感じで仕事をしているのですが、
どれくらい呑気かというと、ある日の仕事中の会話を見ていただくといいと思う。
広告のプリントしてあるクリアファイルって使えないよねぇと言いながら
手に取った三井住友銀行のミドスケのクリアファイル。
ミドスケってカワウソ？イタチ？イタチって聞こえが悪くない？
イタチの悪い印象って「ガンバの冒険」のせい？
子供の頃、テレビで見てて、あの悪い白いたちのノロイは印象に残ってます。
アニメ見て本気で怖がる年ではなかったけど、こわかったな〜
（ググった）
ミノスケはイタチではなくカワウソでした。
でも日本カワウソは絶滅しましたよね。なんで絶滅したんだろう？乱獲？
（ググった）
毛皮が高級だったらしい。ミンクとかチンチラとかセーブルとかは聞くけど
イタチは聞いたことがないけど、そんなにポピュラーだったのかな。
じゃあ、動物園にいるカワウソはなに？日本カワウソじゃなくコツメカワウソ？
なるほど、コツメカワウソは確かにかわいいよね。
（ググってると）
あ、カワウソカフェってのがあった！しかもひとつじゃない、結構あるなぁ。
カワウソカフェ情報を集めたカワウソカフェ専門サイトまである。
いろんな世界があるもんですね…
ふくろうカフェは行ったことがあるし、爬虫類カフェとかもあるらしいけど
パンダカフェなんてあったら儲かるけど、パンダは管理されてるから無理ですね。

でも中国でも、どこか人里離れた山奥に野良パンダとかいたりしないかな？
飼育員とパンダによる極秘計画で、
動物園パンダの落とし胤たちがこっそりどこかの秘境で育ってて、
そこに小さな野良パンダ村を形成してて、たまたま山を買ったら
そこにいるのを発見しちゃったりしたら、わたしのものになるんじゃない？
やっぱり野良でもすべてのパンダは中国に権利があるのかな？

いや、野良パンダなんてありえないけど、夢のある話よね。野良パンダ。

読める分だけでいい

ずいぶん前だけど鬱で読めなくなって本当に焦ったし、
今も読むのが遅くなって量も意欲も根気も減ったまま。
でも少しずつ読めるようになってきた中で、これはこれでいいと思うようになりました。
読めるだけ自分の速度で読んだらいいんで、
別に何かのためでなくていいし成果がなくてもいいし賢くならなくてもいい。
買った本が読み切れなくてもいいし、興味のなくなった本が積んであってもいい。

年を取ると思うんだけど、人間はみんなそのうち死ぬわけで、
死ぬ時に何も余らせず何も不足させずきれいに死ねるはずもなく、
読み残した本や開かずに終わった本がたくさん残っても仕方ないし
本がどれだけ残ってる状態でもそれでいいと思うことにしました。

今は、本を買うときだけは、まだテンション上がるし、
だいぶ読めるようになったけど、若い頃のようにはもう読めない。
時間と余裕と体力と気力が揃わないと本を手にとることもできないし
大体、そのうちのどれか足りないし
雑誌をパラパラめくるのさえ難しいことが多い。
情報量に負けるのよね。目が泳いで頭に入ってこなくなるのです。
若い頃は雑誌があんなに好きだったのにな。

映画は映画館で椅子に座ってるだけで、きちんと最後まで見られて終わるのがいいね。
本は2時間集中できて時代は遠くなっちゃった。
でも、それでもいいのです。
一文字一文字、遅い音読の速さでしか読めなくても
読んでる間の楽しさも、読んだ後にどこかが活性化されてる感じも
読後の感動も、ゆっくりでもあるし、ゆっくり味わえばいい。
なんでもすぐ焦りがちなんだけど、焦らないことをもっと身につけたいなぁ。

映画：ストーリー・オブ・マイライフ

小説の「若草物語」はどうも好きになれなかったんですよ。
教訓くささが古くさくて説教くさくて鼻について「赤毛のアン」の方が断然好きだった。
出てくる人たちがキリスト教的善人すぎて、なんの深みもないと思いました。
少女の頃に一度読んで、念のために20代でもう一度読んでみたけど
やっぱり好きになれなかったのです。物語はそこそこ面白かったけど。

でもこの映画はみんな褒めてるし
俳優が最近好きになってきたシアーシャ・ローナンとティモシー・シャラメ君だし、
なによりあの、自意識問題ぐるぐる系のグレタ（フランシス・ハ）ガーウィクが監督とは
いったいどういう映画になってるんだろうと、わくわく。
そしてそんなに期待してみたのに、期待を裏切るどころかもっともっと想像以上に良くて
映画ってすごいなぁと感嘆しました。
そして、いつもの映画の会でも喋ったし、若い友達のポッドキャストでも
この映画をすごくテーマにしゃべったし、存分に味わいました。いい映画体験だったわ。

映画は、小説の「若草物語」だけでなくその続きの計4冊分までのお話ですが
わたしは最初の「若草物語」しか読んでなかったし、昔見たはずの古い映画は覚えてないし
あら、そんな展開だったかしらんと新鮮にみました。
細雪と同じ4人姉妹ものですね。
姉妹というのは4人もいると、並んで歩いているだけで華やかでかわいく楽しいものです。
市川崑監督の「細雪」の桜の下を歩く姉妹の華やかさはいつまでも印象に残るし
この映画では雪の中お隣の貧しいお家へお料理を届けに行くシーンかな。
こっちはもっと若々しく、姉妹特有の甘い美しさがあってもうひたすらかわいい。
姉妹、いいなぁ。わたしも姉妹ほしかったなぁ。

シアーシャ主・ローナン演じるジョーと、お隣の御曹司ローリー役のシャラメ君の衣装が最高。
わたしがふんわりした袖にメロメロに弱いのは以前から何度も書いてるけど
ジョーは袖はふんわりしててもベストやジャケットで凛とした着こなしだし
シャラメ君はもうかわいい王子様。
この二人がパーティを抜け出して家の外でデタラメに踊る様子は
まるで仲良しの可愛い2匹の子犬が戯れあっているような幸福感が溢れているし
あらゆるシーンが美しいし、あらゆるエピソードが面白い。
原作の教訓くささがあんなに嫌だったのに、原作の物語の力に今更気づいた。
もちろん監督の凄腕というのもあって、150年前の話が今見ても全く古くないのは
今も昔も変わらない普遍的な部分がしっかりしている上に
原作のエッセンスを歪めないでうまく現代の問題意識にも沿っているから。
原作を知ってる人にも知らない人にも受け入れられる作品になっててすごい。
予告編を見ると女性の自立が難しかった時代のジョーの物語のように見えるけど
そういうシンプルなメッセージ映画でもなく、すみずみまで丁寧に作られて面白い
何度でも見られる素晴らしい作品になってます。

シアーシャ・ローナンは「ブルックリン」の主演で初めて見て
なんだか大柄で図々しそうな女と微妙な反感を持ったのを撤回します、すみません！
グレタ・ガーウィクも「フランシス・ハ」以来ドスドスしたガサツな感じとか
やっぱり微妙にイラっとする気がしてたのを撤回します！ほんとすみません。
どっちももうついて行きます！

空海のマッサージ

雨か気圧か、足がむくんでだるいので仕事の後フットマッサージに行ったんだけど、
一番苦手な人にいつも当たってしまう、なせかいつも。
がっしりした大きい男の人でいかつくて脂ギッシュな感じなのに
喋り方が猫なで声でなんか苦手なんだけど、仕方なく揉んでもらってる時に、
これ脳内で誰かに変換しなくてはと考えてふと思いついたのが
先月友達に勧められて見たちょっと古い映画「空海」の中の空海役の北大路欣也。
あのエネルギッシュな感じと押しの強い顔、立派な体格、でも中身は空海。
空海が揉んでくれてるのだ！これは効くはず、だって空海だもん！と念じつつ
ありがたくマッサージしてもらいました。
（ちなみに北大路欣也は全くタイプではないというか苦手なタイプですけどね）

でも終わってみるとわたしの想像力が足りなかったのか、苦手な人は苦手なままで、
やっぱりあんまり足は楽にならずがっかり。
帰宅後、せめてお風呂で温めよと、今日から読む新しい本持って入ったら
（いつもお風呂で本を読むんだけど、ちょうど昨日1冊読み終わったので）
書き出しが「弘法大使空海は、」
そう来たかと思うと足も楽になった気がしました。
こういう偶然好きです。

写真は映画見ながら描いたラクガキの若き北大路欣也。

「一度きりの大泉の話」

萩尾望都さんの話題の新刊を友達に借りて読みました。
面白くて一気に読んでしまった。

あれだけの漫画家だけど文章は上手い感じじゃなくたらっとしてて、
聞き書きとかインタビューとかなのかなと思ったら、
信頼できる人にインタビューしてもらったのを構成し直してかいたものらしい。
でもそれ以前に、しがらみが多い人が過去のことを人を傷つけず貶めないようにに書くと
こういう感じになるのかもな。な
んともまどろっこしい奥歯に物が挟まってる遠回しな感じがあるんです。すっきりしない。
でも文章はそんな感じだけど内容はやっぱり面白かった。
萩尾望都も竹宮恵子も学生時代に読んだ大御所の漫画家で
特に萩尾望都は神のような存在でした。
すっかり漫画を読まなくなって何十年にもなるけど
今思い出してもこの二人の作品の印象は圧倒的です。
その二人が一緒の家に住み、そして決裂したことについての話で、
嫉妬をされた、嫉妬というもののわからない人の話、かな。

木原敏江さんは「あなたね、個性のある創作家が二人、同じ家に住むなんて、
考えられない、そんなことは絶対ダメよ」とキッパリ言ったそうだけど、そうよね。
（木原敏江さんも大好きな漫画家でした。「摩利と新吾」すごい切なかったな〜）

男の漫画家のコミュニティの話はよく聞くけど女の漫画家にもあったんだなと、
本書で、きらめく才能がゴロゴロ出てきて交流してるのを見て思ったけど、
やっぱりトキワ荘的な感じとは遠いんだなぁと思いました…男と女はほんとに違うなぁ。

本筋に関係ないけどいくつか引用
漫画家になるには？と聞かれたらこう答えるそうですが、ほんとそうね、と思ったところ。
＞「作品を描いて完成したら、人に読んでもらうといい。人の意見を聞くことは大切なことです」「もう一つ大切なことは、人の意見を聞かないことです」

＞増山さんのこういう感覚は詩だな、と思いました。豊かな感性を持っている人なのです。豊かな感性は持っているのに、表現の手段を持たない。そういう方はたくさんいるのかもしれません。

人にずけずけいわれると何も言えなくなったことに対して
＞たぶん今なら、私はもっとうまく意見を話せるでしょう。それは、前は何とか伝えようと焦ったりしていたのですが、今は「いくら言っても伝わらない場合がある」という覚悟ができたからです。

誕生日と恥ずかしポイント

3月の自分の誕生日に自分に何か買おうかとも思ったけど、
会社と家の徒歩5分の間には何も見つからず。
仕事の帰りにいいシャンパンでも買って帰ろうと思ったけど、結局何も買わずでした。
仕事があって家があってとりあえず生活に困ってなくてほどほどに健康で、
猫も息子も元気で、これ以上望まなくてもいいのかもなぁ。
それに、わたしの本当にほしいものはお金で買えないもの・・・
食べても食べても太らない体！だしね。笑

何も買わずに家に帰ると、膝の上に猫が来て、
ゴロゴロ言いながら時々顔を上げてわたしを見上げるので、
チュッとして撫でてやる。甘い世界。天国か。お誕生日スペシャルですね。

ちなみに恋人は誕生日前夜遅くに泊まりに来て、日付が変わった時に
お誕生日おめでとうをうるさく頼んでやっと言ってもらったけど、
なんなんでしょうね、中々言おうとしないのは…
おめでとうは？「いや、うん、はい」じゃなくて、お誕生日おめでとうは？
「うん…まあ、ね」せっかく当日一緒にいるんだからおめでとうって言って！
「んー、おめでとう（小声の早口でモゴモゴと）」
なんかこんなよくわからない感じで無理やりモゴモゴ言ってもらったんだけど。
そういえば去年の誕生日もスルーされて、あとでぶつぶつ言ったら、
LINEでそういうの言うの苦手なんですと言われたんだった。
今年は横にいたのに中々言ってくれなくて、結局LINEは関係なく
どうも素直におめでとうと言うのがなんか恥ずかしいみたいです。
変にロマンチックになりそうなのや、わざわざ改まって何か言うのや、
みんな言ってるから言うみたいなのがなんとなく気恥ずかしいという感じはわかるけど、
人を喜ばせることに関してそういう躊躇はしないようにしようってわたしは思ってる。
ましてや大切な人ならね。

それはさておき、人の恥ずかしいポイントってホント人それぞれだなぁと思いました。

そういえば最近、友達の中に映画「花束みたいな恋をして」を見て、
トイレットペーパー持って歩いて電車乗るなんて恥ずかしくて死ぬー！と言ってる子がいたり
（そのわりに他の人がえええっ！？と思うようなことを全然恥ずかしがらなかったり）、
恥ずかしいって、人によって違いすぎて面白いな。

わたしは若い頃は本当にあらゆることが恥ずかしくて、人生を狭くしてきたけど
年と共にそういうのは減ってきました。
なんであんなことが恥ずかしかったんだろうな？と思うことも多い。
少しは生きやすくなったってことかな。

子供への民族差別

日本の人が子ども時代にアメリカにいたときのアメリカ人の教師からの差別について書いてた。
私怨からくる偏見で罪のない日本人のこどもを差別して痛めつけ、
さらには理解まで乞うようなこの教師の話を読むと、すごく憤りを感じる。
なにより、子どもに私怨をぶつけるとはなにごとか、と腹が立つ。
日本人が過去にどんなひどいことをしたとしても、
それに家族が傷付けられたり殺されたりしたとしても、
今目の前にいる子どもにそれをぶつけていいわけがないではないか。

ただわたしも、日本人が差別を受けた話を読んで被害者に共感すると同時に、
どこかで必ずまた別の日本人側に搾取された人たちや差別されている存在のことを
思い出さずにいられないのは確か。
でもそこで向かうべき相手を間違えてはいけないといつも思う。
差別というものは、どこにでも生まれるし、どれも間違ってるし、
わたしが向かうべきなのは、なに人というものではなくそっちなのよね。

人によっては、被差別意識が強すぎて日本人からの差別に傷つき憎むあまり、
日本人が外国で受ける差別を軽視する人もいるだろう。
とにかく日本人はダメだと言いたい人もいるだろう。傷ってそういうもの。
誰でも自分の傷が1番痛いのよね。
でも差別で受ける傷は誰でも同じ痛みだとわたしは思いたい。

わたしも在日でなければ、余計なことを思い出さずに、
この日本人の文章を単純な被害者目線だけで、
きれいな同情や悲しさと共に読めただろうになぁ。
でも在日だから、差別を受けてきた側だから、
余分なこともあれこれ考えてしまうのよねぇ。