sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

30年ぶりのソウル(10)地下鉄で残念

2019-05-26 | 一人旅たまに人と旅
韓国と日本は悪いところが似ていると友達が言ってたけど、大体そうだなと思う。
今回の旅行中、ソウルの地下鉄で、杖をついたおじいさんが乗って来たのに、
前に座ってた高校生くらい〜20代後半の4人ともスマホに夢中で
誰も席を譲らなかったのを見て、がっかりした。
少なくとも3人はおじいさんには気づいてたはず・・・と思うのになぁ。

わたしが若い頃の韓国は、日本と比べて、もっと席を譲る人が多かった。
おせっかいすぎるほどで、当時大学生のわたしが大きいカバンを持って立ってると
前に座ってるおばちゃんが、置きなさい置きなさいといって膝に乗せようとする。
ちょっと年配の人がいると競争するようにみなすぐ席を譲ってた記憶がある。
そういう無闇におせっかいで年寄りを大事にするようなところは、
なんだかすごく泥臭いというか田舎っぽいなぁと、当時は思っていたけど、
今思うとシンプルにいいことだよねぇ。
でも、もう地下鉄に乗っても日本と全然変わらない。

旅行の2週間ほど前、日本の電車の中で、かなり年配の女性が立ってらしたので
座ってる若い人に声をかけたことがある。
若い人はすぐに立って、年配の人は恐縮されながら座られたのだけど、
最近年のせいか、そういうことが割と気楽にできるようになってきた。
それでソウルでも、杖をついて立ってるおじいさんの前に座ってる若者たちに、
何か言おうかと思ったけど、なにしろ言葉がうまくできないので
二駅足らずほど躊躇してたら、おじいさんは別の車両の方にのろのろと行ってしまった。
その間、わたしのそばに立っていた中年女性も、何度もチラチラとそっちを見てたので
彼女が何か言ってくれるかな?と期待したけど、結局何も起こらなかった。
座ってた4人の横にも前にも若い人がたくさん座ってたのに、残念なことだなぁ。

30年もたったら、いろんなことが変わるよねぇ。
いいことならいいけど、そうでないことのほうが多いかもしれません。

写真は地下鉄のホームに降りるエスカレーターについてた
車椅子を運ぶ何かだと思われる。
これは車椅子の人が自分で操作できるのかな。
簡単な操作で安全に上り下りができるならいいものですね。
日本では、自分の生活圏内では見たことないけど、よくあるのかな?