sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

奈良へ自転車と 2:広い場所を走る

2022-09-30 | 自転車
ランチの後まだ疲れが取れない感じだったので、小さな可愛いお店であんみつ。

少し元気が出たので、そのあたりをブラブラとポタリング。

知らない街をポタリングするのは楽しい。
立派な歴史的建物をすごいな〜と思うのも好きだけど
なんでもない街の小さい店や家をちょっといいなと思いながら見るのも好きです。

通りがかった素敵な無人販売の書店で本を買ってコーヒーを飲みました。
無人販売で自分でお金を払うのです。善人説だな。
ヴァージニア・ウルフの短編集のきれいな本を買いました。

そして佐保川沿いの桜並木の最後の花びらが散るのを楽しみつつ平城宮跡を目指す。

桜の有名な佐保川も残ってたのは枝垂れ桜や八重桜だけだったけど大佛鐵道記念公園の桜は立派だった。


ぐっと西に向かい平城宮跡について、広々とした中を走る。

何度かきたことのある場所だけど、自転車で走ってみたかったのよね〜。


奈良へ自転車と 1:木津駅から奈良へ

2022-09-29 | 自転車
春に奈良に一泊、自転車を持っていきました。
うちからは日帰りもできるし何度も行ってるけど、
奈良に自転車を持って行くのは初めてで楽しかったです。
これで自転車を持って行った県は、兵庫県、滋賀県、和歌山見、大阪府、奈良県。
京都は身近でよく行くのに、まだ輪行したことがないので次は京都かな。

宿をマリオットにしたので街からは離れてましたが、1日目は木津から奈良まで自転車で行き、
奈良公園のあたりをポタリングというコース。

木津駅は長閑な雰囲気でお天気も良く元気いっぱいだったけど、すぐ坂だらけの住宅地になります。

途中等のような建物が。これはなんだろう?

木津駅なら乗り換えなしで行けるから、そこから自転車に乗ればいいやと思ったんだけど
距離的には10キロ足らずで問題ないのに坂が多かったので、かなりしんどかった。
坂だけならともかく、ものすごく暑い日で日陰のない上り坂を延々進むのがつらすぎた。
最高気温33度くらいあったので、日向は体温くらい暑かったでしょう、春なのに。

川沿いの木陰でピクニックされてる人がいて、わたしもそこに寝転びたかった。
フラフラになったところで下り坂の先に見えてきたのは東大寺!街だ!

奈良に来るのはもう何度目かわからないけど、鹿を見ると奈良に来た感じがする。



なんとか、奈良公園のあたりにたどり着き、まずはお馴染みのつきたてよもぎ餅を食べる。

そして暑さと疲れでポタリングする元気はなくて商店街の横道のお店でランチ。
日陰はだいぶ涼しいので、自転車もあることだし屋外のカジュアルなお店。







白浜へ自転車と 5:寄り道のお寺

2022-09-28 | 自転車
今度は海沿いに北上はしないで東にほぼまっすぐ駅まで行きます。
駅についてもまだずいぶん時間があったので自転車で少し散策。

自転車をコインロッカーに預けようかと入れてみたけど(すっぽり入ります)
駅の周りは少し歩いてもあまり何もなさそうなのでやっぱり自転車で少し先まで行くことに。

ポタポタとポタリングしてると長い階段とお寺らしきものが。

自転車を止めてふうふう言いながら階段を登ってみました。



聖福寺というお寺で、ググったらわたしより若い住職さんが音楽法話などを意欲的にされてるお寺で
ギターやキーボードの弾き語りの動画があった。
15代目の住職さんなので昔からあるお寺でしょうが、お庭もきれいだけどまだ若い感じがしました。

>この聖福寺本堂前庭「補陀洛」は、山と海を表現した枯山水です。それはちょうど和歌山の風景と重なります。遊歩道の向こうの岸は補陀洛、ご本尊の観音様のおわす浄土になぞらえられます。(公式サイトより)

しかしここも見晴らしがいいな。広々とした気持ちで駅へ戻ります。




途中のスーパーでハイボールを買って、駅横のお弁当屋さんで目はり寿司を買って駅へ。

駅は待合室の座布団もよくみると全部パンダ柄です。でもよく見ないと気づかないな。

帰りの特急電車は本当に一人で貸し切りだった。

空いてる電車だと自転車は横に置かせてもらいます。

まんぼうでも緊急事態宣言でも旅行して思うけど、
一番密で危ないのは日常通勤電車のターミナル駅な気がする。
そこを抜けたら長旅でも広々として誰もいないんだもんねと思うと
旅に出る方が仕事してるより安全な気がする?旅の言い訳かな。

白浜へ自転車と 4:海と温泉の部屋

2022-09-27 | 自転車
ホテルは白良浜から少し登ったところ。

自転車は畳んで持ち込ませてもらいました。

ホテルには最上階かな、大浴場があって誰もいない時に景色を撮りました。すごい景色。

大浴場の階のロビーもすごい見晴らし。ずっとここに座ってるだけでも満足できそう。


そしてわたしの部屋は9階だったのですが、ここも窓は海の側にあっていい景色。

そこに一晩中ポコポコと温泉の出るお風呂があります。





日暮れくらいに夕食も済ませて部屋に戻ったので、一晩中温泉に何度も何度も入りました。
部屋の温泉、源泉掛け流しで一晩中流れているのです。
白浜の温泉のお湯は、わたしはすごく好きで肌に合う気がする。気持ちいい柔らかさ。
それが一晩中入り放題なので、お風呂、ベッド、お風呂、ベッド、と裸のまま一晩に5往復して
本を一冊読み終えました。朝も2度入った。
夜はあまり外は見えなかったけど朝はお風呂から見える海の景色が素晴らしくて
もう一泊ホテルに篭りたい。いや、ここ毎週来たい…



夜も朝も本を読んで、1冊読み終わったのがこの山の本でした。
海で山の本を読む。いい夜を過ごせた。


朝ご飯を食べてチェックアウトの前にももう一度お風呂に入ったけど
離れがたいお風呂でした。この部屋を海の景色ごと持って帰りたいなぁ。

離れ難いお風呂と離れて、自転車で駅までもどります。

白浜へ自転車と 3:白良浜と長久

2022-09-26 | 自転車
チェックインしてたたんだ自転車を部屋に置いたらすぐに夕ご飯の予約をした、
ふもとにある酒場長久に。
日本三代居酒屋と言われてるという話は前に書いた気がするけど、そうらしいです。
とても人気で予約できる席数は限られてて、行って待つしかないこともあるようだけど、
わたしは早い時間にうまく予約できたので、昼ごはんは早めのパンダ弁当だけにしたのでした。
ここも以前行ったところだけど、前回は宿のご馳走があったのでお刺身を一皿食べただけ。
でもすごく美味しかったので、リベンジで今回はここで有名なウツボを焼きました。

お刺身はカツオとヒラメとクエ。高い天然クエよりカツオが美味しかったかな。

生しらすは一人には量が多くてこれだけでお酒いくらでも飲めてしまうと思いながらいただきました。

おでんのトマトの肉詰めは肉がすごいぎっしりでもうここでお腹いっぱいになる。

それからウツボを焼いて甘い醤油タレで。一人焼肉の要領で自分で焼いて食べます。



これをうっかりポン酢につけたら美味しくなくて、甘い醤油つける意味がわかった。
ウツボを食べたのは初めてで、見た目と違ってあっさりふんわり美味しかったです。
最後はサンマ寿司。この半分でいいのにと思いながら全部食べた。

普通に食べるとお酒も飲んで一人3000円くらいでお腹いっぱいなります。
わたしは普通の2倍食べましたが…(^_^;)

しかしこんな有名居酒屋で烏龍茶とコーラでおでんをつつくカップルがいて、車なのかな?
自転車をホテルに置いてきたわたしは、日本酒とハイボールで
海の幸をたっぷり美味しくいただきましたよ。

人気店で待ってるお客さんもいたし、食べ終わったらさっと店を出て
浜辺を散歩。まだ明るかったけどちょうど日が沈むところで、
海を見れば夕陽が赤く、後ろを振り返れば月が丸かった。ぷはーっと息ができる感じ。

月は東に

日は西に、ですね。素晴らしい風景の真ん中で、幸せな気分に浸りました。
なぜだろう、神戸の海に行くと、自分は他所から来た者でここの者ではないと思うのに、
遠くの海に行くと、自分は神戸から来たという気持ちになる。
この海は神戸の海とはだいぶ違うなと思う。


白浜へ自転車と 2:ポタリング

2022-09-25 | 自転車
白浜駅から浜の方まで、思ったより坂のアップダウンが多くて、ブロンプトンの弱点はこれだな。
車体がロードバイクよりずいぶん重いので登りはきつい。
変速も6段ついてるし、いわゆるママチャリよりは楽に走るんですけどね。
ブロンプトンの弱点じゃなく、わたしの弱点か?笑

途中で良さそうなお店を見かけて梅干しと蒲鉾を買いました。

荷物が増えてもブロンプトンなら平気なのがいいですね。

駅からずっと西に走って海沿いの道に出たら北に向かい、そこからは反時計回りに
半島みたいなところを回って白良浜へ。
海の方まで来ると風情のある風景になってきます。
曇りで人もいないのでなんとなく寂しい感じもあって、それもいいですね。






このお城のようなのはなんだろう??


白良浜ほど有名じゃないと思うけどいくつかきれいな浜もありました。




途中白浜美術館などあったけど、坂に疲れて寄らず、

でも円月島はしっかり眺めながら白良浜まで。




ホテルにチェックインする前に浜辺で野点をして、梅干し屋さんでもらったお菓子をいただく。

白良浜はやっぱりきれいだなぁ。

ここの砂は本当にサラサラしてて全然ひっついてこない。きれいなきれいな白い砂。
さらさらと儚く溢れて一粒も手に残らない。


白浜へ自転車と 1:パンダ弁当

2022-09-24 | 自転車
ずいぶん前になってしまったけど半年前の2月に行った白浜輪行旅行の話。
季節外れの海辺に自転車持って行きました。季節外れはすいてていいです。
次は新幹線輪行がしたいと思ってたけど、新幹線じゃなく初めての特急電車輪行になりました。
重い自転車を持って移動すると、できるだけ迷惑にならないすいてる電車に乗りたいので
平日に休める日を頑張って作ります。おかげでほぼ貸切。
夜中に何度も猫に起こされて寝不足のまま、自転車を運ぶ駅の中の移動のことなど考えて
早めに出たら早すぎて駅の本屋で時間を潰す羽目に。笑

車内では車両の一番後ろに座るとこういうスペースがあるので自転車はここに置きます。

前に白浜の温泉に行った時の帰りがたまたまパンダ列車でうれしかったけど
今回は往復とも普通の特急電車で、でも椅子のポケットに入ってる注意書きなどにはパンダが!

そして、パンダ列車には乗れないかわり新大阪でパンダ弁当というのを買いました。

美味しいクラフトビール持ってきたけど、子供向けのお弁当なのかアテ力はなかった。
でもかわいいからいいのです。テンション上がりました。かわいい。

そして落ち着いてから空いてる特急電車でゆったり座って持ってきた小さい本を読んでたら
とてもよくて、ほろほろ泣いてしまった。
人間と暮らした生き物のこと、いや生き物と暮らした人間のことを
いろんな人が短い文に書いてて、そのどれを読んでも泣けてしまった。
その幸せに泣いて、その死にまた泣いて、ほろほろ。
旅で気持ちが柔らかくなってたのかもしれませんね。

ガラス越しに見える車窓の風景も、海が見えるとなんとも詩情があります。


駅に着いたら雨が降り出したのでコーヒーを飲みながら観光案内で地図をもらってたら
駅前タクシーの運転手さんらしい人が、珍しい自転車だねと話しかけてきました。

リアキャリアのタイヤがなんでこんなとこにもあるの?と聞かれて
折りたたんだ時のタイヤになるんですよと実演して説明。
すごく簡単に折尾畳めるんだねーとみんな驚くのがなんか楽しいです。
ブロンプトンに乗ってると、時々話しかけられますね。
この白浜でも二日で5回くらい話しかけられたかな。

雨はすぐに止んで曇りの白浜をブロンプトンで走り出します。

なんでもない道でも、うちのあたりで見たことのないローカルチェーンスーパーや

なんの動物が飛び出してくるのかよくわからない看板など楽しみながら散歩するように走ります。

裏の山に何度も登る

2022-09-23 | 自然
この本「山とあめ玉と絵具箱」を読んで
近くに気楽な山があるといいなと思って、この時点では小さな支線の電車に乗って行ける
熊のとよがいる山がそれかなと思ったんだけど、その後何十年も気づかなかった山が
もっとすぐそばにあったことに気づきました。

息子に言うと、窓から見えてた山かと言い、息子の部屋からは見えてたのね。
標高200メートルくらいの小さい山です。
山岳部の中2のお甥っ子に言わせると、山歩きじゃなく散歩くらいの道だそうだけど
散歩にしては結構大変。
往復1時間、3キロの道のりだけど、山の入り口までの住宅地の坂が十分きつい。

山に入ってからは横道もあるけど基本的に石段の階段です。
だから滑るような危なさはないし、15分くらいなので本当に少しなんだけ
体力のない人間には中々のトレーニング。



でも小さいながらも霊山らしく言われはいろいろあるようです。
そして仏様がたくさんたくさん、多分100人くらいいらっしゃる。
わたしは信心はない人間だけど、にぎやかでうれしく、そしてありがたい気持ちにはなります。

夏前には週に2回ほど仕事の後に登ってたけど、7月8月は暑すぎて
月に2回がやっと。
でもそろそろまた登れるかな。
15回ほど登ってるけど、これがなんと何度も登っても楽しくて飽きないのです。
短時間だと言うのもあるけど、同じ山でも横道を行ってみたり
顔を覚えた仏様や牛の石像に挨拶したり、







コンクリートに残る犬の足跡に微笑んだり、

帰り道の住宅街の猫のいる道でいつもの猫を探したり







どんぐりくらいだった青い柿が熟して赤くなるのを確認したり、毎回楽しい。





山と言えないくらいの小さな山だけど、自分の山があるっていいな。

熊のとよと熊の絵

2022-09-22 | Weblog
去年だったか、能勢の妙見口のあたりの軽い山歩きの場所はないかと
何かのチラシで見た高代寺への道を歩いたのですが
その時は長い石段の階段に疲れて高代寺まで辿り着いただけで
よろよろと帰ってしまった。

参道までは緩やかで気持ちのいい山の中の道なんですけどね、参道の階段はしんどい。
で、高代寺について奥に熊の家があるような標識を見たけど
まさか本物のクマがいるとは思わず、何かの施設の名前かなと思って
見もせずに帰ってしまったのでした。
でも後で調べると、なんとそこには本物のツキノワグマがいたのです。
近くの山で罠にかかって捕まったツキノワグマの男の子。
お寺としては殺生したくないということで世話をすることになったようです。
名前は、豊能町の「とよ」。今で12歳くらいかな?もう大人ですね。

それで後日もう一度登って行って、やっとそのツキノワグマに会ったんだけど
このとよが今まで動物園で見たどのクマよりきれいで
なんともかわいくて、素敵な動物だなぁ!とすっかり好きになってしまった。
ツヤツヤした黒い毛並み、やや小柄でコンパクトな体、小さな耳、つぶらに光る目。
なんか好きになりすぎて、寂しい時に「とよ」とつぶやくとほっとするくらい。笑


そしてこの夏、知り合いの大好きな画家の個展のお知らせをもらったんだけど、
送っていただいたフライヤーに黒い熊の素描を見て、あ、とよ!と思って、

真夏の暑い日、初めての駅で降りて初めてのギャラリーに汗をかきながら浴衣で行きました。
そこはすごく素敵なギャラリーで、熊や馬の素描がとてもしっくりくるスペースになっていたけど
わたしのほしかったとその絵はもう売れてて残念ながら買えませんでした。
画家の忠田愛さんと熊の作品の写真だけ撮らせていただいた。

その熊は北海道のヒグマだそうで、ツキノワグマのとよとはずいぶん違うんだけど
熊ってなんだか厳かで尊い生き物よねぇという話を画家として帰ってきました。
他にも馬の絵もあって、馬もやはり尊い生き物ですね。
いや、どの生き物も尊いんだけど、そう思えるかどうかは個人差かな。

とよの絵は買えなかったけど、とよにはまた会えるので
時々会いに行こうと思います。参道の石段大変だけど頑張る。

月記:2022年8月

2022-09-21 | 月記
暑かったのであまり山にも登らず自転車にも乗らず
でも時々人と会って美味しいものを食べたりしました。

・脳ドックを受けた。脳は年齢なりの正常の範囲。ついでに受けたCTの自分の胴体を見て
 内臓脂肪が少ないのに安心し、皮下脂肪の多さにがっくりきました。笑
・宝塚文化芸術センターでの友達の講演「なんだこれ」の本について
・伊丹のお蕎麦屋さんで友達と、その友達の作品展示を見てから逸翁美術館。
 「ひゅうどろどろ怪談まつり」、小林一三邸など。
・一人用の電気グリルを買って、おうち焼肉を初めてやってみた
・写真の仲間の石井シンヤさんの写真展。京橋で。
・うちでのホームパーティ。ワインの会とランチの会(ビリヤニとパニプリ)。
・みんぱく
・友達の家でのホームパーティ
・フランス語の3行日記を気楽に始める(7月からだったかも)
・この夏も結構週末ごとに浴衣を着ました
・桃をたくさん食べた。桃のパフェも作った。
・大阪のふじまるワイナリーのワイン屋さんと老舗バー、アクアビッツ

映画館で観た映画「ジュラシックワールド 新たなる支配者」「エルヴィス」「ジャズロフト」
「スープとイデオロギー」「プアン」「灼熱の魂」

配信などで観た映画「ラジオの時間」、テレビドラマ「晩酌の流儀」