という映画を深夜、テレビで見ました。
老年のリリアン・ギッシュとベティ・デイビスが出ていた
「8月の鯨」という、素晴らしい映画を思い出しました。
あれも老婦人二人が暮らす海辺の映画だったと思います。
こちらの主役はジュディ・デンチとマギー・スミス。
海を見下ろす丘にある家に住む老姉妹です。
嵐の翌朝、浜に流れ着き、倒れていた若い青年を
家に引き取り介抱し、そして彼がやがて去って行くまでのお話です。
ジュディ・デンチ演じる純真なアーシュラが、
この青年に密かに恋してしまい、浮かれて幸せな気分になったり、
若い女性に嫉妬したりするのですが、
これが、わたしには何だか痛々しくて見ていられなかったです。
多くの人の感想で、アーシュラがかわいい、
恋する気持ちは年を取っても同じ、
という共感調のものがすごく多かったけれど
逆に、わたしは共感するが故に、痛々しく居心地悪いのですよ。
常識なんてくそくらえ、と思ってはいても
かなわない恋のために、無様な姿にはなりたくないし
20代と40代、60代、80代では無様さが違います。
わたしが孫のような若い青年に恋したら、と考えると
恋する気持ち自体は、何の違和感もないのです。
そういうこともあるでしょう、と納得できるのです。
でも、だからこそ、その入り口で自分にストップをかける。
無理に、孫息子への愛情にすりかえてしまったり
そのフリに徹したりするでしょう。
だから、それのできないアーシュラが痛々しいのです。
青年はやがてバイオリンの才能を認められ
大きな舞台でソロを弾くバイオリニストに成長します。
そのコンサートで、誇らしく同時に寂しく感じている老姉妹の気持ちが
また悲しく迫ってくるラストです。
ストーリーとは別に、「8月の鯨」もそうだけど
この老姉妹の家や庭や生活がとても素敵です。
すごく憧れます。
バイオリンの演奏はジョシュア・ベルだと聞きました。
ジョシュア・ベルのバイオリンも聴けて
お得な映画です(笑)
英語のタイトルは
「レディース・イン・ラヴェンダー」
このままの方がいいのにね。
写真はラベンダーじゃなくてごめんなさいね~
老年のリリアン・ギッシュとベティ・デイビスが出ていた
「8月の鯨」という、素晴らしい映画を思い出しました。
あれも老婦人二人が暮らす海辺の映画だったと思います。
こちらの主役はジュディ・デンチとマギー・スミス。
海を見下ろす丘にある家に住む老姉妹です。
嵐の翌朝、浜に流れ着き、倒れていた若い青年を
家に引き取り介抱し、そして彼がやがて去って行くまでのお話です。
ジュディ・デンチ演じる純真なアーシュラが、
この青年に密かに恋してしまい、浮かれて幸せな気分になったり、
若い女性に嫉妬したりするのですが、
これが、わたしには何だか痛々しくて見ていられなかったです。
多くの人の感想で、アーシュラがかわいい、
恋する気持ちは年を取っても同じ、
という共感調のものがすごく多かったけれど
逆に、わたしは共感するが故に、痛々しく居心地悪いのですよ。
常識なんてくそくらえ、と思ってはいても
かなわない恋のために、無様な姿にはなりたくないし
20代と40代、60代、80代では無様さが違います。
わたしが孫のような若い青年に恋したら、と考えると
恋する気持ち自体は、何の違和感もないのです。
そういうこともあるでしょう、と納得できるのです。
でも、だからこそ、その入り口で自分にストップをかける。
無理に、孫息子への愛情にすりかえてしまったり
そのフリに徹したりするでしょう。
だから、それのできないアーシュラが痛々しいのです。
青年はやがてバイオリンの才能を認められ
大きな舞台でソロを弾くバイオリニストに成長します。
そのコンサートで、誇らしく同時に寂しく感じている老姉妹の気持ちが
また悲しく迫ってくるラストです。
ストーリーとは別に、「8月の鯨」もそうだけど
この老姉妹の家や庭や生活がとても素敵です。
すごく憧れます。
バイオリンの演奏はジョシュア・ベルだと聞きました。
ジョシュア・ベルのバイオリンも聴けて
お得な映画です(笑)
英語のタイトルは
「レディース・イン・ラヴェンダー」
このままの方がいいのにね。
写真はラベンダーじゃなくてごめんなさいね~