sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

水俣修学旅行6:カライモブックス

2024-06-24 | 一人旅たまに人と旅
今回の旅行は、水俣病についての施設見学も、温泉もお食事も楽しみだったけど
実は一番楽しみだったのはここかもしれない、カライモブックス。
最初に決めていた日程がカライモブックスさんの定休日と重なってたのでずらしたほど楽しみだった。
ここは石牟礼道子さんの旧宅で、石牟礼道子さん好きすぎの古本屋ご夫婦が
京都から移住して開いた古本屋さん。
2023年の5月に移住して11月に本屋をオープンしたみたいです。
石牟礼さんのお家も見たいし、それだけの情熱のある本屋さんも見たい!わくわく。
少し離れた津奈木町にある「つなぎ美術館」も見たい野外作品などあったのけど、
新幹線の時間までを計算すると慌ただしくて、
水俣でのお昼もゆっくり食べたいしと、ここでじっくり時間をとることにしました。

温泉宿からコミュニティバスで水俣駅まで行って、そこからタクシーに。
運転手さんに「カライモブックス」と言っても知らいようだったけど、
住所を伝え、石牟礼道子さんのお宅だったところですと言うと、
住所をナビに入れるのではなく無線で「石牟礼先生のお家わかる?白浜町の?
うんうん、うんうん」と、聞いて、無事連れていってくれました。
こっちのタクシー、端数を負けてくれたりするし、ナビではなく無線で調べるし、
少し懐かしいような、暖かい気分になりますね。
そして運転手さんが「石牟礼先生の」って言ってたのがなんかうれしかった。

わー、石牟礼さん宅の表札だ!

この左手奥のの縁側から上がったところが本屋さんの入り口。

雨に濡れたお庭も素敵。

ここで靴を脱いで上がったところが石牟礼さんの書斎だったところ。
雨でなければ縁側でもお庭を眺めながらのんびりしたかったな〜

ここに座ってお庭の見えるところで原稿を書いていたのね〜!
もちろん座ってみた。掘り炬燵になってます。
それぞれ何冊か本を買い、お店の人ともお話をして、ゆっくり過ごしました。
それからランチのお店のおすすめを聞いて、老舗の洋食屋さんに行くことに。

ナポレオン。

ランチセット。おいしかった!

ゆっくり食べて少し飲んで新幹線の駅で解散。
ひとりは鹿児島で一泊して帰るそうで、もう一人は同じ新幹線の別の席です。
帰りの新幹線では買ってきた水俣のお酒を飲みながら、カライモブックスで買った本を読み
この2日のことをあれこれ反芻しました。行けてよかったなぁ。

そして帰宅後、お土産を並べてまた反芻。
いい旅行だったし、いい読書体験だった、でもまだ番外編があります。
それは万博記念公園の民族学博物館での企画展「水俣病を伝える」
今回見学した相思社さんが協力している企画展。行くしかない。

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