sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:リヴァプール最後の恋

2019-05-02 | 映画


アネット・ベニング、好きなんですよ。
すごくかわいい。
彼女はメグ・ライアンみたいにコメディエンヌの方向を
もっとバリバリやってもよかったと思うなぁ。
わたしの見た彼女の映画は、ラブストーリーが多いです。
94年の「めぐり逢い」は、ケーリーグラントとデボラカーの50年代映画のリメイクで
そっちも見たことあるけど、さらに古い映画もあるらしい。
いつか見たいな。古典的すれ違いメロドラマですが、メロドラマ好きなのよ。笑

最近見た中では「キッズ・オールライト」はレズビアンのカップルと子供たちの話で
「20センチュリーウーマン」もどこかエキセントリックな母親だし
最近はお母さん役が多いな。
これは久しぶりに恋愛のヒロインですが思ってた感じとはだいぶ違った。
いいところもダメなところもあれこれ言いたいことはある。

大好きな女優だけど、これはキャスティングミスのような気がする。
彼女を使うなら相手役はもう少し大きい俳優が良かった。
線の細い俳優だと、彼女がより老けて、しかもどっしりして見えて、
彼女特有のかわいさが今ひとつ活かせない気がした。
どちらもいい俳優なんですけどね。
アネット・ベニングはこの映画では話し方や声をマリリン・モンローみたいに
ふわふわさせてるんですけど、ふわんと甘い感じにはならない。
やっぱり、しっかりしてチャキチャキしてる感じなんですよ、
奔放ではあっても、頼りない感じは全然なくて年齢差ばかり目立ってしまう。

お話は「めぐり逢い」と似てるところがあります。
相手を思って身を引こうとするとか、すれ違いとかって
恋愛ドラマの王道だからかな。
実話を基にしてるらしいです。
1981年9月29日、ピーター・ターナーの元に衝撃の知らせが飛び込んできた。かつての恋人グロリア・グレアムがイギリスのランカスターのホテルで倒れたのだという。「リヴァプールに行きたい」そう懇願するグロリアに対してピーターはリヴァプールにある自分の実家でグロリアを療養させることにした。ピーターの家族やリヴァプールを懐かしむグロリアだったが、全く病状を明かそうとしない。心配になったピーターは、アメリカの主治医に連絡をとり病状を確かめた。そして、グロリアの死が近いことを悟ったピーターは、不意に彼女と楽しく過ごしていた頃を思い出すのだった。最後までグロリアがリヴァプールに拘り続けた理由とは—(公式サイトより)
息子の母親ほどの年の恋人に、
ピーターの家族がとても優しくてあたたかいのが素敵。

あと、冒頭の楽屋のシーン。「アリー」にも似たシーンがあった気がするけど
楽屋で女優が支度してるシーンってなんか見るの面白いですね。