横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

オウバイ

2007-02-14 08:46:21 | 近所

オウバイ(モクセイ科)
近所のあちらこちらのお宅でオウバイが咲いている。
青く四角い枝垂れた茎に、黄色い花が並んでいる。


ウンナンオウバイ(モクセイ科)
よく似ているがウンナンオウバイのほうが少し大きく、
オウバイの花弁が普通6枚なのに対し数が多いのも八重もある。


かごぬけ

2007-02-13 07:48:58 | 近所

前に明治神宮の御苑に行ったときに、
ルリビタキなどの野鳥のほかに鮮やかな色の小鳥がいた。
木の低いところの葉の間を何羽かの群れで行き来している。


ソウシチョウ (相思鳥)という。
中国南部からベトナムあたりにいた鳥で、
江戸時代から飼い鳥として輸入されていたのが野生化したらしい。
こういうのを「かごぬけ鳥」というらしい。
私は初めて見た鳥だったが、しばらくして大和市の泉の森でも見かけた。
増加するとウグイスなどの在来生物に影響を与えるそうだ。


ちょっと色が地味なのがいたが、雌なのか幼鳥なのか冬羽なのか分からない。


かごぬけでよく知られているのはインコではなかろうか。
こちらは家の近くでよく見かける。


これはオナガと同じぐらいの大きさで、明るい色ときれいな鳴き声だ。


ソウシチョウは野鳥とは呼ばないらしいが、コジュケイもそうかもしれない。
大正時代に食用か狩猟用に輸入されて野生化したのだという。


はこべらや

2007-02-12 07:49:32 | 歳時記


        はこべらや       
            
触れておどろく
                  
地のぬくさ        (弦四朗)



このコハコベとミドリハコベを合わせてハコベと呼ぶ。
ほかにウシハコベがあるが、そちらはメシベの柱頭が5裂している。


コハコベは茎が赤茶色でオシベが3~5本。
ミドリハコベは花弁よりガクの方が長いという。

またまた、マンサク

2007-02-11 08:32:21 | 近所

歩いて10分ぐらいの小さな公園。


子供たちがよじ登ったりして遊んでいるいる木に、何か花が見える。


近寄って見るとマンサクの仲間だが、花びらは黄色より赤味が強い。
ベニバナマンサクとかアカバナマンサクというのかもしれない。
区別はよく知らない。


大きな枯葉も残っていてシナマンサクの系統のようだ。

なおベニバナトキワマンサクはもっと濃い紅色で常緑、生垣などで見る。
ベニマンサクは秋に星型の花を咲かせるという。
一度見たいものだ。

ナポレオンハット

2007-02-10 09:08:56 | 近所

泉の森には小さな川が流れている。
そこに、いつもは草の上でえさを探しているムクドリたちがいた。


ひとしきり水浴びをしていた。
この川にはコガモやカルガモの家族もいる。


上流へたどっていくと大きい池に出て、
そこにはホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、バンなど
たくさんの水鳥たちが泳いでいる。


頭にクリーム色のモヒカンが入っているヒドリガモは、
ピューっと口笛のように高い声で鳴く。


マガモの雄は頭の緑色が特徴だ。
地味な雌も脇に青い羽をもつところは同じ。


今日の大トリはこれ。
緑の頭がマガモにちょっと似ているが、ヨシガモという。
このヨシガモは頭の形がナポレオンハットのようだと評判だ。
しかし、もう一つピンとこない。


うまいぐあいに杭の上に上がって羽づくろいを始めた。


このように頭の羽が後ろの方へ伸びているのを見て、
ようやくナポレオンハットを納得した。


光によって色が微妙に変わる緑の頭と胸や脇の細かい模様も素敵だし、
長い風切が尾羽を覆うように垂れているのも面白い。


これは何? ふたつ

2007-02-09 08:03:52 | 近所

大きなサクラの木にこんなものがついていた。
何だろうか。


しっかり幹から生えているように見える。
どうやらヤドリギ(ヤドリギ科)のようだ。


このようにケヤキなどの大きな木に寄生しているのを見かけるが、
高いところにあるので詳細を見たことがなかった。


これは花芽なのだろうか。
このまま剪定されなければ花や種を見ることができる。
木の側面に種が定着するのは種に粘着性があるかららしい。


こちらは草花が枯れたもの。
1m弱の高さの茎に面白い形のものがびっしり付いている。
茎の断面が四角いのを頼りに調べた。たぶんカクトラノオだと思う。
と最初書いたが、ご指摘でもしかしたらシソかもしれない。


カクトラノオ(シソ科) じゃなくて、シソかな?  
種子が飛んで、ガクの変化した袋のようなものが残ったのだろう。
たいていは、こうなる前に刈り取られるので初めて見る姿だ。

追記:ポージィさんのコメントを読んでもしかしたら、シソかもしれないと気づきました。
ここにカクトラノオの花が咲いていたことを確認していないのでうかつでした。
何かでカクトラノオかシソか区別することができたら、再度追記します。
ご迷惑をかけ申し訳ありませんでした。

マンサクとロウバイ

2007-02-08 09:00:05 | 近所

マンサク(マンサク科)
2、3日前にシナマンサクを見たときに、
なるほどマンサクより早く咲くのだと思ったものだ。
シナマンサクの花 参照
ところが、もうマンサクも咲き始めていた。
これだから今年は油断がならない。


シナマンサクに比べると小ぶりの花で、
枯葉はほとんどなく残っている葉も小さい。


ロウバイ(ロウバイ科)
お正月にソシンロウバイの良い香りを楽しんだが、
きのうはロウバイを見ることができた。
ソシンロウバイの花 参照
蝋梅の花は少し小ぶりで、素心蝋梅に比べるとひっそりした印象を受ける。


小さい芽と小さな鳥

2007-02-07 08:00:57 | 近所

ちょっと確かめたいことがあって、
近所の森のアブラチャン(クロモジ科)の冬芽を見に行った。
真ん中のとがったのが葉芽で脇に出ている丸いのが花芽だ。
一つの花芽の中から、いくつかの花が出てくる。
花は→ アブラチャンやクロモジの花の様子 を参照。
花の時期の葉っぱの様子も分かる。


そして数日後、泉の森でクロモジ(クロモジ科)の冬芽を見た。
似ているけれど花芽の数が多い。
上記のリンクで見ると、アブラチャンに比べて花が混んでいるようだ。


水辺の方へ行ってみようかと歩きはじめると、こんな光景に出会った。
しばらく前は池の近くでカワセミを撮ろうと構えていた人たちが、
場所を変えたのは鳥が変わったのだろう。
シジュウカラやヤマガラもいるが、シャッターを押す人はいない。


実はこれ、ミソサザイを狙っているのだ。とても小さな鳥だ。
ちょっと現れては、すぐに姿を消すの繰り返しを根気よく待っている。
大きいレンズも三脚も持たないで撮るのは無茶だけれど、
皆さんの隙間からなんとか撮ることが出来た。
尾羽をピンとはねた姿もいいけれど、動きが実に可愛い。


和泉川の岸辺で

2007-02-06 08:43:58 | 近所

シナマンサクの咲く公園を下りていくと、
市民の森あたりを源流とする和泉川が流れている。


ネコヤナギ(ヤナギ科)
冬芽の殻を頭にのせて、ネコヤナギの蕾が顔を出した。


川の向こうの雑木林から、
けたたましい鳴き声がチョットコイと呼びかけている。
ふと向こう岸の奥を見ると、そこにもコジュケイがいた。


写真には収められなかったが、全部で6羽が餌をついばみ歩いていた。
家族だろうか。

探鳥会の人たちが通りがかった。
このあたりは野鳥の種類が多いのだという。

シナマンサク

2007-02-05 08:45:34 | 近所

我が家から3kmぐらい南に瀬谷貉窪公園というのがある。
昔はムジナが多くいたのだろうか。

その入り口に何本かが枯葉とともに黄色い花をつけていた。


シナマンサク(マンサク科)
マンサクの仲間は細長い花びらに赤紫の萼がアクセントをつける。


開き始め。
この花の名前を聞くと「与作」を、花を見ると「黄色いリボン」を思い出す。
どちらも古い歌だなあ。年が分かる。

烏鷺の争い

2007-02-04 07:02:03 | 近所

アオサギをこのような場所で近くに見るのは初めてだ。
すぐに池の方へ飛んで行って、カワウの傍に止まった。。


烏鷺の争い・・・烏は黒いカラスで黒石、鷺は白いサギで白石。
黒石と白石の陣取り合戦で囲碁のことを烏鷺の争いという。
稀に鵜鷺とも書かれる。
こちらのほうが起こりやすい組合せだと思うのだが。


小目に構えた黒に対して、白が一間にかかった。
黒ははさむのか開くのか、それとも他に展開するのか。
(囲碁に馴染みのない方には御免なさい)

鵜は羽を広げて、ちょっと威嚇する。


しかし鷺のほうは我関せず、自然の振る舞い。
黒がカラスでなく白がアオサギだったためか、
烏鷺の争いにはなりそうになかった。


突然、さようなら~。
慌ててボケた。

ボケたままではアオサギに申し訳ないので、キリっとした顔でしめくくる。



街に黄色い花が

2007-02-03 08:08:02 | 近所

菜の花(アブラナ科)
八福神めぐりをしていると道すがら花に出会う。
車の多い交差点脇の菜の花には蜂も来ていた。


黄水仙(ヒガンバナ科)
姿は日本水仙にそっくりだが、色が違うと趣きも異なる。


ウンナンオウバイ(モクセイ科)
ウンナンオウバイはオウバイに比べて
花弁の枚数が多いのと冬でも葉が落ちない常緑だ。

街の黄色い花は春の兆しだ。

八福神めぐり

2007-02-02 09:44:21 | 近所

横浜瀬谷では
「八福神めぐり」というのが行われる。

普通は七福神だが、
ダルマさんを加えているのが珍しい。

区内を通る相鉄電車は
スタンプブックつきの往復割引乗車券を
1月いっぱい発売していた。

駅から北へ1時間半ぐらいで4ヶ所、
南へ1時間半ぐらいで4ヶ所。
駅へ戻るときはバスも利用できる。



我が家は駅からだいぶ北にあるので、
一番北にある妙光寺をスタートし、
一番南の勢至堂を目指すことにした。


大黒尊天  (日蓮宗 蓮昌山 妙光寺 652開基1282改宗)
財宝、厨房の守護   日本古来の神、大国主命


八福神を祀るお堂はこのあたりで由緒あるお寺の境内や山門脇にある。


恵比寿神  (浄土宗 慈光山 善昌寺 1533創建)
豊漁、生業、商売繁盛の神  伊邪那岐の子とか大国主命の子とも言われる。
広くない境内だが大きなイチョウの木があって、秋には銀杏を拾っている。


毘沙門天  (曹洞宗 瀬谷山 徳善寺 1555創建)
四天王随一の多聞天、財富、福徳、消災
インドの神様、よろい・かぶとに身を包み武器を持つ姿が勇ましい


平日なので静かな境内や八福神めぐりの道では、中高年のカップルやグループが多い。


フクジュソウ
ここは萩の寺としても親しまれているが、四季を通して花が多い。


達磨大師  (臨済宗建長寺派 相澤山 長天寺 1394開創)
七転八起の縁起、知能
達磨は釈尊以来28代のイインドの高僧。
520年ごろ中国へわたって布教。禅宗の開祖。


祀られているのは立ち姿の達磨大師だが、隅にはお馴染みのダルマさんも。


堂内に飾られたこれは、吊り雛の一種なのだろうか?

ここから線路を渡り南側に出て、厚木街道沿いの寶蔵寺へ向かう。


弁財天   (高野山真言宗 瀬谷山 寶蔵寺 1066開基)
智恵、財福、芸能  七福神では紅一点、 インドの河(水)の神様。


弁天さんを見て富士山を眺めていると、ぼけないで済むと信じたい。


布袋尊   (真言宗豊山派 猿王山 西福寺 1534創立)
福徳大量の開運、安産  中国の禅僧
大きな袋を持ち歩き、物を貰えば入れ困る人に取り出して施すが、なくならない。


破顔大笑がいい。
この境内では毎年秋に筆供養が行われる。


福禄寿   (日蓮宗 白東山 宗川寺 1625開基)
人望福徳  長頭短身の老人の姿の神様


福禄寿はつぎの寿老人と同じともいわれる。
いろんな人が奉納されるのか堂内にたくさんおられた。


ここの枝垂れ桜は毎年いまごろもチラホラと咲く。


寿老人   (徳善寺別院 全通院勢至堂 1624~1643ごろ開基)
智恵と長寿  道教の「寿星」を人格化した南極老人
ここは明治23年から50年間、瀬谷小学校の分教場として使われた。

ここから家までも歩いたので、合計13~14kmの暖かな散策になった。


梅に鶯?

2007-02-01 08:56:38 | 近所

暖かいせいか、いろんなところでウメが咲くのを見る。


今日は八重ばかりだが、一重でも咲いているのもある。


紅梅といっても色合いはさまざまだ。


「梅に鶯」というのは
梅の花を好んでくるメジロのことだという説もある。
花の中に隠れているとウグイスに間違えるかもしれない。


別の場所の紅梅にも来ていた。
どちらも高いところで動き回るのをとりあえず撮ったが、
いつか綺麗に撮りたいものだ。

ウグイスの声はまだ聞いていない。