横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

八福神めぐり

2007-02-02 09:44:21 | 近所

横浜瀬谷では
「八福神めぐり」というのが行われる。

普通は七福神だが、
ダルマさんを加えているのが珍しい。

区内を通る相鉄電車は
スタンプブックつきの往復割引乗車券を
1月いっぱい発売していた。

駅から北へ1時間半ぐらいで4ヶ所、
南へ1時間半ぐらいで4ヶ所。
駅へ戻るときはバスも利用できる。



我が家は駅からだいぶ北にあるので、
一番北にある妙光寺をスタートし、
一番南の勢至堂を目指すことにした。


大黒尊天  (日蓮宗 蓮昌山 妙光寺 652開基1282改宗)
財宝、厨房の守護   日本古来の神、大国主命


八福神を祀るお堂はこのあたりで由緒あるお寺の境内や山門脇にある。


恵比寿神  (浄土宗 慈光山 善昌寺 1533創建)
豊漁、生業、商売繁盛の神  伊邪那岐の子とか大国主命の子とも言われる。
広くない境内だが大きなイチョウの木があって、秋には銀杏を拾っている。


毘沙門天  (曹洞宗 瀬谷山 徳善寺 1555創建)
四天王随一の多聞天、財富、福徳、消災
インドの神様、よろい・かぶとに身を包み武器を持つ姿が勇ましい


平日なので静かな境内や八福神めぐりの道では、中高年のカップルやグループが多い。


フクジュソウ
ここは萩の寺としても親しまれているが、四季を通して花が多い。


達磨大師  (臨済宗建長寺派 相澤山 長天寺 1394開創)
七転八起の縁起、知能
達磨は釈尊以来28代のイインドの高僧。
520年ごろ中国へわたって布教。禅宗の開祖。


祀られているのは立ち姿の達磨大師だが、隅にはお馴染みのダルマさんも。


堂内に飾られたこれは、吊り雛の一種なのだろうか?

ここから線路を渡り南側に出て、厚木街道沿いの寶蔵寺へ向かう。


弁財天   (高野山真言宗 瀬谷山 寶蔵寺 1066開基)
智恵、財福、芸能  七福神では紅一点、 インドの河(水)の神様。


弁天さんを見て富士山を眺めていると、ぼけないで済むと信じたい。


布袋尊   (真言宗豊山派 猿王山 西福寺 1534創立)
福徳大量の開運、安産  中国の禅僧
大きな袋を持ち歩き、物を貰えば入れ困る人に取り出して施すが、なくならない。


破顔大笑がいい。
この境内では毎年秋に筆供養が行われる。


福禄寿   (日蓮宗 白東山 宗川寺 1625開基)
人望福徳  長頭短身の老人の姿の神様


福禄寿はつぎの寿老人と同じともいわれる。
いろんな人が奉納されるのか堂内にたくさんおられた。


ここの枝垂れ桜は毎年いまごろもチラホラと咲く。


寿老人   (徳善寺別院 全通院勢至堂 1624~1643ごろ開基)
智恵と長寿  道教の「寿星」を人格化した南極老人
ここは明治23年から50年間、瀬谷小学校の分教場として使われた。

ここから家までも歩いたので、合計13~14kmの暖かな散策になった。