座間谷戸山公園の入り口を入ってすぐの田んぼに青紫色の花が咲いていた。
コナギ(ミズアオイ科)
コナギは稲とともに入ってきた史前帰化の水田雑草だ。
1cmぐらいの花が数個で花序を作る。
そばにいたクモはハシリグモの仲間であろうか。
茎を立ち上げ先に咲く小さな花もあった。イボクサだ。
イボクサ(ツユクサ科)
イボクサも稲作に伴う史前帰化植物だ。
花弁が3枚ある形はトキワツユクサなどと似ている。
イボクサの葉の」汁を絞って塗ると疣がとれると言い伝えられていたそうだ。
イボクサに来ていた虫はヒラタアブの仲間だ。
ミゾカクシ(キキョウ科)
10日ほど前の記事でミゾカクジもツルニンジンもキキョウ科とし、
ツルニンジンの蕾はキキョウの蕾と似た形をしているようなことを書いた。
その時ミゾカクシの蕾には触れなかった。
今回、ミゾカクシの小さな蕾を見ると細長い形でキキョウの蕾とはそんなに似ていない。
これは開花が始まったところ。やはりキキョウのそれとは違う感じだ。
ツルニンジンの蕾はキキョウ同様ぷっくり風船的でしたが、
ミゾカクシはぷっくりしていませんね。逆に花弁の切れ目が凹んでる?
キキョウ科だからといって、蕾のぷっくりは共通ではないのですね。
コナギにイボクサも、水田雑草と呼ばれる植物でも、どちらも綺麗な花ですね。
これまでミゾカクシの蕾までは見ていなかったので勉強になりました。
たしかに花弁の切れ目が少しへこんでいるように見えます。
キキョウ科でも少しずつ違って属も違うということになるのでしょうね。
水田雑草もいろいろあるようで、ミズオオバコの花を一度観察したいと思っています。