東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

我家もようやく桜が満開、その他の樹も

2021年04月01日 | 樹木,果樹

 今年は全国で一斉に桜が満開のようです。例年ならば九州から北海道に向かって桜前線が移動します。我家の桜は今年、全国よりも遅く咲いたようです。数日前に八分目の開花でした。そして、今日満開となりました。一部の花びらがひらひらと落ちていました。明日からは、舞い落ちる花びらが多くなると思います。
 私事ですが、ここ最近とみに一年が早く過ぎていきます。物理法則では時間の経過は一定です。しかし、なぜ子供は時間が遅く過ぎて、年齢を重ねるごとに早く過ぎるのでしょうか。子供の頃は人生の時間は永遠のように感じていました。ところが、今や一年の早いこと。一年前の桜の開花も、ついこの前のことのように思えます。

          我家を取り囲むように咲き乱れる桜


 去年もありませんでしたが、毎年この季節に田布施町では桜まつりをします。一昨年の「たぶせ桜まつり 2019」は第49回でした。その時に私が設置した織物体験コーナーで、田布施農工高校の生徒さんから子供達へ織物体験支援をしてもらいました。以降二年続いて桜まつりは中止です。ワクチンを恩恵を受けてコロナが収まれば、来年は「第50回のたぶせ桜まつり 2022」を開催できるはずです。ちなみに、今年も我家の桜尾根にゴザを敷いて一人桜祭りをしました。

  我家を囲む桜並木     田布施川の桜並木    ゴザを敷いた桜尾根
  

 ところで、我家では桜以外にいろいろな樹木が花を咲かせています。一番花びらが大きいのは桃です。桜より濃い色で咲きます。私が子供の頃、我家は桃農家でした。春になると、桜が咲くよりも濃い色で桃園がある山が染まりました。桃の花が咲いて一ヶ月後、我家は一年で一番忙しい桃の袋掛けの季節です。我家だけでは人手が足りないため親戚中の人が集まって作業しました。当時は桃に掛ける袋は自前で作りました。多くは新聞紙で作ります。袋状にするためにご飯を溶いて糊にしました。各人が桃の樹に取りついて袋を掛けていました。その時ばかりは従妹たちと目いっぱい遊びました。その従妹たちの多くはブラジルに移住しました。その従妹の娘が5年前に日本にやってきました。従妹たちが暮らした柳井市の伊保庄などを一緒に散策しました。

     花びらが大きな桃          最も色が濃いハナズオウ
 

 桃やハナズオウの他に、我家で今咲いている樹には花色が濃いマメ科のハナズオウ、桜に似ていますが色が白いスモモ、赤い小さな実がなるユスラウメ、また垂れ下がたまま咲くハナカイドウも咲いています。これらの中で実を食べることができるのは桃,スモモ,そしてユスラウメです。我家では樹になる実では、やはり桃が王様です。。スモモは熟すと赤くなり、小さな桃と言ったところでしょうか。ユスラウメは実が小さく種が大きいため味を楽しむだけです。

   白いスモモの花     ユスラウメの花    ハナカイドウの花
  

 庭をよく見ると、散りそうな花もいくつかあります。2月終わりに咲いていたボケがまだまだ咲いています。また、我家にはいろいろな椿や山茶花があるのですが、花が落ちながらもまだ元気に咲いています。レンギョウはほとんどの花が落ちてしまいました。黄色の花びらが落ちてながら葉が次々に展開しています。花を観察するだけで、次々に季節が切り替わっていることを感じることができます。

 残り少ないボケの花    元気に咲く椿の花    だいぶ散ったレンギョウ
  

 地味な花を咲かせる樹があります。例えばブルーベリーとグミです。前者はいただいた苗を移植しました。実るのですが、毎年10粒程度しか収穫できません。私が収穫する直前に鳥に食べられるからです。後者は毎年赤い実をたくさん収穫することができます。種が大きいものの甘くて美味しいです。しかし、すぐに食べないと傷んでしまいます。他にも実がなる樹があるのですが、忙しくてつい世話を忘れてしまいます。仕事をせず仙人のような生活をすれば、これらの樹をゆったり世話して収穫できて季節を楽しみことができるのではないかと思います。

    ブルーベリーの白い花          地味なグミの花
 


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