東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

繊維を取るためケナフの種をまく、サツマイモの苗を移植

2024年06月02日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 去年ケナフを育ててみました。繊維にしようと思っていましたが、時間がなくて種子を採取しただけで終わってしまいました。ケナフは2m近く背が伸び、しかも枝分かれしないため長い繊維が取れそうです。枯れた茎を試しに水に浸した後に叩いてみました。すると、茎の中心部はボロボロですが、茎の円周部は長い繊維が取れました。枯れる前に茎でも長い繊維が取れるのではないかと思います。長い繊維は紐や縄にするのに重宝しそうです。

          耕した畑に去年採取したケナフの種をまく


 確かケナフは20年位前に注目をあびた有用植物でした。地中の余分な栄養を吸い取るため土が綺麗になるとか。近年植物栽培に化学肥料を使います。そのため富栄養化が進んで川や湖が藻で増えすぎました。それら余分な肥料分を吸い取るためにケナフが導入されたとの話題が確かありました。その後、ニュースにもならないので富栄養化対策にはあまり効果が無かったのでしょう。

   耕運機で畑を耕す   あらかじめ溝を濡らす  去年採種したケナフ種子
  

 去年ケナフを育ててみて困ったことが一つありました。それは全体的に棘がたくさんあることです。一番往生したのは種を包むがくに無数の微小な棘があることです。種を取るためにがくを叩いて種を取ろうとすると、指に無数の痛い棘が刺さるのです。その棘が皮膚に残るので始末に負えません。去年より種まき数を増やしたので、今年はなんとか紐や縄にするだけに繊維を取ろうと思っています。
 近くの畑にサツマイモの苗を植えました。最近この付近にイノシシがよく出現します。実際5年前にサツマイモを食べられてしまいました。それ以来、サツマイモを栽培することに躊躇しています。今年も収穫する前に食べられてしまいそうです。

 30cm位の間隔でケナフの種をまく    近くにサツマイモの苗を植える
 


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