東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

草木染めに使うヘナ、越冬させるため簡易温室に入れる

2022年11月23日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 元々は髪を染めるためのヘナ、草木染めするために栽培しています。藍もそうですが、ヘナは髪の毛や肌のようなタンパク質を染めます。去年、そのヘナを使って紡いだ毛糸を橙色に染色しました。
 ところが、このヘナはインドのような熱帯でしか育ちません。そのため、日本では寒さに耐えきれず冬に枯死してしまうのです。枯死を避けるため、毎年温室に避難して冬を越しています。

      温室に入れた鉢植えのヘナ、今年も越冬できるでしょうか。


 日本では、ヘナは花を咲かせず種子もできません。そのため、苗にして冬越するしかありません。苗にするため初秋にヘナの枝を挿し木します。そして、根付いたヘナを暖かい温室で育てて、春に畑に植え付けします。毎年次のようなサイクルでヘナを育てます。
  ①初秋に枝を挿し木して苗作り
  ②苗を温室に入れ越冬
  ③春に植え付けて生育
  ④夏に葉を収穫
  ①に戻る。
ヘナの栽培は①~④の繰り返しです。今冬も、ヒーター付き温室にヘナを退避させて越冬させようと思います。

     簡易温室を組み立て      熱を逃がさないようビニールを被せる
 

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