東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町伝統のわら細工民具「ほぼろ」の製作講習会

2022年11月30日 | ふるさと

 5月にわら細工民具「ほぼろ」の製作講習会を開きましたが、半年ぶりに同講習会を開きました。最初、麦畑にブルーシートを敷いてその上でしました。しかし、日差しが強く暑くなってきため木陰に移動しました。
 他の方々は中位の大きさのほぼろを作りましたが、私は大き目のほぼろを作ってみました。大き目のほぼろはやはり時間がかかります。午前中に作り始めたのですが、底の中心部分の蜘蛛の巣編みや紐の取り付けまで完了しませんでした。時間が空いた時に完成しようと思います。

       わら細工民具「ほぼろ」製作中に一息入れて休憩


 大き目のほぼろは側面を編むのに時間がかかります。さらに、底面を二重に編んで閉じる必要があります。そのため、体感的には1.5倍の時間がかかるように思います。大きめのほぼろは、芋や白菜などの作物をたくさん入れるには適しています。しかし、手さげにしたり背に担いだりするのには大きすぎます。そのため、普段使うには中位の大きさのほぼろの方が実用的だと思います。また、早く作ることができますし。

  底部分を折り込み    底の編み始め(1重目)   1重目を編み込み中
  

 ワイワイ談笑しながらほぼろを作りました。そのため、楽しい会話に意識が向いてしまって完成まで至りませんでした。残った細工は、底中央部を円周上にぐるりと編み込むことと、蜘蛛の巣のように編む細工です。そして、肩掛けする紐の取り付けです。
 仕事でほぼろを作っている訳ではありません。また、ノルマに追われて作っている訳ではありません。空いた時間にのんびりと残りの細工をしようと思います。年内には完成したいと思っています。

   1重目の編み込み(外側)完了       2重目(中心)は後日編み込み
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする