東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

柳井市 柳井港の古道周辺を調査歩き(2/2)

2021年02月22日 | 歴史探訪他ウォーキング

 その後、柳井港街を歩いていると、大きな波音が聞こえてきました。海岸から少し離れているにしては大きな波の音です。近くを流れている川を覗き込むと、海水が流れ込んでいるではありませんか。上げ潮で潮が流れ込んできて、さらに海洋の波が押し寄せていました。そして、川を覗き込むと小魚がたくさんいました。

     明治時代、鉄道を引いた時に砕いたとされる大きな岩の残


 しばらく歩いていると、月性像がある場所に着きました。ネジを回すと像が回転するらしいのですが、回転機構が壊れたのか動いていません。海に向かって止まっていました。海防僧との異名があったため、海に向かった姿で像が止められているのでしょう。月性の清狂草堂と妙円寺は以前見学したため、立ち寄りませんでした。月性像から少し歩くと、民家内に祠のような石積みがありました。

  川と打ち寄せる波     止まった月性像     民家内の石積み祠
  

 柳井港街内の古道をどんどん歩きました。その昔はこの古道が本道だったのですが、今は国道が街の海側を通っています。そのため、古道は車が時々しか通りません。そのため、のんびり左右の民家を見ながら歩くことができました。しばらく歩くと、大きな岩が見えるようになりました。この岩は鉄道を引いた時に壊されたそうです。見えた岩は、壊されなかった岩の一部とのことです。

   民家の一番端っこにある祠     柳井港街の端っこ、大畠が見える
 

 大きな岩を左手に見ながら歩いていると、国道188号線に出ました。国道沿いに歩いていると、ついに民家が途切れました。そして、灯篭と祠がありました。今回はここまでで調査歩きは止めることにしました。元来た道を引き返しました。帰る途中、川を覗き込むと数百匹もの小さなフグが泳いでいました。海よりも安全なのでしょう。

         柳井港周辺の史跡調査のため歩いたルート

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする