東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

竹を加工して園芸用U字支柱作り(1/2)

2021年02月08日 | 草刈り,整地

 春からの園芸準備をしています。春先はまだ寒いため、早く種まきしたい場合は寒冷紗やビニールで畝を覆います。その時にU字支柱が必要となります。数年前に作ったU支柱は残り少なく、しかも傷んで折れやすくなりました。そのため、数年ぶりに竹でU字支柱を作りました。今では、U字支柱は園芸店やDIY店で売っています。金属棒にプラスチックをコーテイングしたものです。私が子供の頃、U字支柱は各家で竹で作っていたものです。春先に使い始め、秋に回収して洗って保管していました。昔は何でも自給していたです。

        切り出した竹を、鉈で必要な幅に割る


 必要な竹を切り出しに竹林に行きました。そして、あまり太くなく,なるべく節の間隔が長く,そして2~3年の竹を探しました。その竹の根本近くをノコギリで切りました。そして、長さ170cm位ごとに切り分けました。170cmとは支柱の長さです。次に竹を加工する道具を納屋で探しました。すると、東京に住んでいた頃に笹細工に使っていた道具も出てきました。笹を六等分に割る道具です。

  数年前に作った支柱    竹の根本を切る    170cm位で切り分け
  

 竹を加工する道具の一つに、竹を四等分に割る道具があります。その道具を竹の切り口に打ち付けて割りました。なお、竹を加工する道具の一つに鉈があります。竹を必要な幅に割ったり、竹の皮を剥いだりします。この鉈は、奥多摩で鍛冶屋を営んでいた古老が、鍛冶屋を畳むときに私にくれたものです。刃も、持ち手も、鞘もその鍛冶屋さんが作ったものです。私のお気に入りの鉈です。鞘は桜の皮を剥いで作ったものです。

  A:鉈,B:竹割り器,C:笹割り器        竹割り器で竹を四分割
 

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