東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

柳井市 柳井港~茶臼山古墳周辺の史跡巡りウォーキングの下見(3/3)

2020年06月13日 | 歴史探訪他ウォーキング

 健康(史跡巡り)ウォーキングクラブは、コロナ対策のため9月まで活動を自粛します。

 久しぶりに来た茶臼山古墳、後円部の頂上に登ってみました。頂上部からは柳井市街が見渡せ、遠くを見ると平生町の赤子山や田布施町の行者山と石城山が見えました。この古墳は山側にありますが、作られた当時は海が迫っていたと思います。茶臼山古墳直下にある祇園社の鳥居前まで海だったのではないかと思います。当時の古墳は目立つ場所に作られていることが多く、一種のステイタスシンボルだったようです。

      茶臼山古墳の後円部から柳井市街を遠望


 茶臼山古墳から降りて芝生の木陰で昼食休憩を取りました。平日だったため誰もおらず、巨大な古墳を見上げながらの休憩でした。休憩が終わると、古墳から代田八幡宮方面に向かって坂道を降りました。途中、いつもは通らない正行院横を通る道を下りました。正行院を過ぎると、かつて金毘羅宮ががあったと思われる荒れた山道を抜けました。

  静かな正院の門     金毘羅宮の跡?     金毘羅宮への石階段
  

 金毘羅宮跡に登るための、草が生い茂った荒れた石階段を降りると、火伏地蔵尊に行きました。市街地から奥まった場所にある地蔵尊のため、注意しないと見落としてしまいます。続いて、代田八幡宮傍にある宮本大師堂に寄りました。この付近は古くから宮本と呼ばれる地域です。この地域で信仰されていた大師堂ではないかと思います。お地蔵様が安置されているだけの小さな建物です。講などの集まりは、各家を順番に回っていたのではないかと思われます。

  見落としそうな火伏地蔵尊       代田八幡宮傍の宮本大師堂
 

 宮本大師堂を見終わると、何度も来た代田八幡宮に行きました。柳井市で最初に建立された神社だそうです。宇佐神宮から勧請され、元々は黒杭に鎮座していたものが西暦833年に今の宮本地区に移ったそうです。代田の名前は、代かきされた田んぼに由来するそうです。

   代田八幡宮      茶臼山神社の祠     国木田独歩置土産碑
  

 代田八幡宮の鳥居脇に、茶臼山古墳の場所に元々あった茶臼山神社の祠が安置されています。古墳を発掘整備する時に代田八幡宮に移したそうです。代田八幡宮を出ると、国木田独歩置土産碑に行きました。この碑の向かい側に、三角餅で有名だった藤坂屋はあります。残念ながら、今は三角餅を製造していません。藤坂屋を見ると、出発地点に向かって戻りました。自分に、お疲れ様。

  柳井港~茶臼山古墳周辺の史跡巡りウォーキングの下見コース

コメント
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