東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

春ジャガイモの芽欠きと土寄せ

2020年04月28日 | 野菜:芋類

 先月上旬に植え付けたジャガイモ(キタアカリ)の芽欠きと土寄せをしました。これは毎年恒例の作業です。まずは、ジャガイモの芽欠きをしました。植え付けた小さな種ジャガイモですが、4本以上の芽が地表に出てくることがあります。小さなジャガイモを皮つきのまま食べるならば、芽欠きしない方が良いでしょう。芽が多いと、小さなジャガイモをたくさん収穫できるからです。しかしながら、通常は大きめのジャガイモを収穫したいものです。皮を剥いで調理することを考えれば、大きめのジャガイモが良いはずです。そのために芽を欠くのです。

     ジャガイモの芽欠き後、芽の周りに土寄せ


 春に植える芋のうち、サツマイモをどうしようか悩んでいます。まるごとイノシシに食べられて、去年はとんでもない被害を被りました。しかし、焼き芋は捨てがたいので苗を購入して植えてみようかと思っています。去年までは麻郷公民館祭りのためたくさんサツマイモ栽培してきましたが、今年は自家用として栽培してみようとか思います。それでも、イノシシに食害されるのなら来年から完全に止めようと思います。

  たくさん出たジャガイモの芽       芽を欠いて3本だけに
 

 さて、ジャガイモの芽欠きが終わると土寄せをしました。サツマイモは根に芋ができますが、ジャガイモは茎に芋ができます。そのため、ジャガイモは土寄せが欠かせません。種芋の上に30cm以上は土が被さるように土をかけます。土寄せしないと、芋が地表に出ます。そうなると、芋が光を浴びて緑色になります。この緑色にはソラニンと呼ばれる毒があります。ジャガイモの原産地は南米なのですが、ヨーロッパに伝わった当時はこの緑の毒を恐れていたそうです。そのため、当初は観賞するためだけに栽培されたとのこと。

ジャガイモ周辺を耕耘   土を上げるように寄せる    土寄せ後
  

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