東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

とても古く、壊れた骨董アイロンを修理

2019年07月09日 | 建設,工事,修繕

 放課後学習成器塾の手仕事教室ではアイロンが2台以上必要です。しかし、手持ちのアイロンは1台しかありませんでした。そのため、とても古い骨董品のアイロンを購入しました。数百円でした。購入したものの「安物買いの銭失い」の諺どうりとなってしまいました。電源100Vを通じても、温度は上がらないし、通電ランプが光りません。このまま燃えないゴミにするのは、しゃくに障ります。そのため、分解して修理することにしました。2日がかりで直しました。

          修理を終えて、これから組み立て直すアイロン


 そもそも、このアイロンはコードがポロポロでした。下手をすれば漏電してしまいます。そのため、コードを新品に取り換えました。さて、アイロンのネジを回して取っ手が付いたカバー部を取り外しました。このアイロンはサーモスタットで温度を調節していました。規定温度に達すると、サーモスタットが切れて温度が下がります。そして、規定温度以下になると再び通電して温度が上がるのです。

  取っ手部を外すネジ     取っ手部を外す   取っ手部と下部を分ける
  

 まず温度が上がらない原因と思われるサーモスタットを調査しました。そして、ドライバーで何度も回していると錆が取れたのかカチンと音がして動作するようになりました。電源を入れると通電して、温度が上昇しているのが分かりました。この時、ランプが光って通電していることを知らせるのです。しかし、ランプが切れているらしく全く光りません。光らないランプを調査しました。このランプはネオンランプで、どこかで断線しているようでした。半田こてを使ってランプを外すと、ランプの壊れた線がポロリと取れるではありまんせんか。たまたま保管していた正常なネオンランプと交換しました。

  温度調節するサーモスタット       光らないネオンランプ
 

 ネオンランプを交換すると、通電中は光るようになりました。サーモススタットが正常に動作するようになったため、規定の温度になるとサーモスタットが切れて通電しなくなりアイロンの温度が下がります。そして温度が低くなると再び通電して温度が上がりました。通電ランプも正常に、通電中は光り、通電が切れると光らなくなりました。このランプの光が切れることがアイロンが使える合図なのです。この古い骨董アイロン、燃えないゴミにならずに済みました。

  ランプの壊れた線    通電すると光るランプ  組み立て直したアイロン
  

コメント
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