東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

リネンの種子を収穫

2019年07月10日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 去年からリネンを栽培しています。しかし、リネンを収穫して繊維化する時間的余裕がありません。繊維化の方法は、まず最初に収穫後に水に浸して茎を腐らせます。その後、乾燥させて繊維を取り出します。かつて、田布施でも栽培されたラミー(苧麻)も似たような加工方法を経て繊維を取り出していたようです。今年、わずかにリネンを収穫して繊維化してみましたが、取り出した繊維はごくわずかです。紡げるほどの繊維を取り出すには、大量のリネンを収穫する必要があることが分かりました。

        今回収穫したリネン、天日乾燥後に種を取る


 この秋に今回収穫した種子をまいてみようと思います。分げつしな珍しい植物なので、種は相当密に蒔いたほうが良さそうです。そして、来春に大量に茎を収穫すれば糸紡ぎできるほどのリネンの繊維を収穫できるかも知れません。繊維化が難しいようであれば、リネンから撤退した方が良いかも知れません。とにかく、どの程度リネンを収穫すれば紡げる量の繊維が取れるか確認しようと思います。植物の茎から繊維を取り出すことは、とても難しく時間がかかります。綿や羊毛がいかに楽に手に入る繊維かが分かります。

    一粒一粒がリネンの種         天日乾燥中のリネン
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする