東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

牡蠣まつりのワークショップで綿繰り・糸紡ぎコーナー

2018年03月04日 | イベント,行事


 去年と同じように、牡蠣まつりで糸繰りや糸紡ぎコーナーを開設しました。朝8時半頃に会場である田布施町麻里府の麻里府小跡地に着くと、漁師さんを含むたくさんの方々が牡蠣まつりの準備をしていました。開設場所近くに車を停めて、テーブルや椅子などを運び込みました。しばらくすると、隣にBerryBerryの方々がコーナーを開設しました。牡蠣まつりが始まった頃、そのBerryBerryコーナーで手作りふわふわシフォンケーキを購入しました。

         牡蠣まつりが始まった頃の糸繰り糸紡ぎコーナー


 去年は、織りの実演をしつつ子供達に体験してもらいました。今年は、織りはしないで糸繰りと糸紡ぎだけにしました。子供達は珍しそうに集まるのですが、使える糸繰り器が実質一台しかなかったため体験できるのは一人だけでした。そのため、あまり子供が溜まりませんでした。次回、桜まつりでは再度織りのコーナーを設けた方がいいかなと思っています。

    糸繰り体験をしている子供達     ビニールシート上で紡ぎコーナー


 今回は去年の牡蠣まつり時より、紡ぎコーナーを充実しました。日本で古くから使われてきた糸車、インドが発祥と思われるチャルカ、西洋が発祥の足踏み紡ぎ車の計三台です。これらの紡ぎ車は慣れないと糸を紡ぐことができません。そのため、よほど忍耐力がある子供でないとすぐには糸を紡げません。その昔、糸紡ぎや機織りは女性の大切な福収入の一つでした。昼間農業をするかたわら、夜なべで機織りなどをしていました。そのため、ちょっとした家には綿繰り器,糸車,かせくり器,そして機織り機などがありました。少女の頃から習ったに違いありません。

       お腹がすいた頃美味しい漁師飯を食べる。ごちそうさま。


 今回、kさんが持ち込んだチャルカはインド発祥と言われる糸紡ぎ器です。床に座って作業しやすい構造をしています。右手でハンドルを回してつむを高速で回します。左手はカードで漉いた綿を少しずつ繰り出して糸にします。そして、つむに巻き付けます。遠くから見るとバイオリンのような形をしています。細い糸を紡ぐようにできているようです。これまた、慣れないと糸を紡ぐことはできません。スタッフはまだ極上の細い糸を紡ぐことができません。細い糸を紡いで、いずれ布を織るまでになればと思います。
 漁師や観光協会などの方々、お疲れ様でした。あまり手伝えずすみませんでした。

 足踏み紡ぎ器の説明      インド発祥のチャルカ    チャルカのつむ
コメント
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