東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

だいぶ育った小麦、一部を青刈り

2017年03月09日 | 麦,穀類,雑穀

 去年の秋に小麦を種をまきました。それから4ヶ月、肥料を施したり麦踏みをする時間がなかったので心配しました。しかし、残存肥料だけでなんとか小麦は育っています。ただ、肥料を施さなかった影響がくっきりと麦畑に出ていました。一目でそれが分かります。

            小麦の葉色によって分かる肥料分


 小麦の生育の良否を見てみました。肥料分が少ない場所の小麦は葉色が薄いです。また、背丈,葉の数や幅,そして株が少ないです。それに対して適正肥料の小麦は葉の色が濃く、株がほどよく分げつしています。この生育の差は、収穫量に直結します。ただ肥料が多すぎると繁茂しすぎて倒れやすくなります。つまり軟弱に育ちます。10年ほど前のことでしょうか、無肥料にしたり過剰に施肥したりして肥料の効果を調査したことがあります。ほど良く肥料を施すことはなかなか難しいのです。

    肥料分が少ない場所の小麦          適正肥料の小麦
 

 今回、一部の小麦を刈り取りました。刈り取った場所はジャガイモを植え付けたリサツマイモの苗を植えたりする場所です。植え付ける前に何度か耕しますので、あらかじめ小麦を刈り取って一種の緑肥にします。すぐにでも植え付けなければならないのは時期的に遅れているジャガイモの種芋です。

         ジャガイモやサツマイモを育てる場所の小麦を青刈り


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