東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 第3回おいでえ フリーマーケット&ワークショップ

2016年12月06日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 7月末日の夏のフリーマーケット&ワークショップに続く、第3回のフリーマーケット&ワークショップがありました。前回は脱脂した羊の毛を紡ぐだけのデモンストレーションをしましたが、今回は紡いだ毛を藍染めした毛糸を使って織るデモンストレーションもしました。

     今回のおいでえフリーマーケット&ワークショップ


 織るデモンストレーションはEmさんにお願いしました。木枠を使ったり段ボールを使っての一番簡単な織りです。最初に縦糸を張り、次に横糸を交互に張りながら織っていきます。織りの原理が分かります。簡単な織りですが、なかなか立派な織物ができます。簡単ですので、小学生にも容易に織ることができます。織りを始める入口ではないかと思います。

 南側机は手回しミシンコーナー  東側机は紡ぎと織りのコーナー       
 


 私がこの紡ぎや織り染めを始めたのは10年位前です。当時、織りを教えている方と知り合いでした。ある年、羊の飼育担当の農業高校生が私の所に米作りを学びにきました。その時、せっかく羊を飼っているならばその原毛で紡ぎや織りを体験してみたらどうか、と提案したことがきっかけです。

1.原毛を脱脂した羊毛
2.紡いで藍染めした毛糸玉
3
.
藍染め毛糸で作った織物


 紡ぎと織りのコーナーの隣の机では、生藍染めした絹布を使ってコースター作りをしました。藍の葉をそのまま染めるため、絹布に葉の形に青く染まっています。その葉の形を残しながらコースターにするのです。二枚の絹布を重ねてミシンで縫い、裏表を返してコースターにします。ただ、使ったのが手回しミシンのため、片手でミシンを回し、片手で押さえて運針しなければなりません。足踏みミシンより少しばかり難しいミシンです。

おうちえんのコーナー  その他いろいろなお店   藍染め品コーナー
  

 ところで、今回はいろいろな方々と交流できたことが一番の収穫でした。おうちえんの方々とお話をしたり、リジット織りをしていた岩国から来られた方とお話をしました。特に、岩国の方も私と同じように原毛を脱脂、紡ぎ、染め、そして織りをしているとのこと。
 今年はお試しの紡ぎなどでしたが、来年は綿を栽培したり、染色用の植物を育てたりと、少しばかり範囲を増やしてみようかと思っています。そして、4年後頃に、続けてよいものか決めようと思っています。
  
ハーブなど香りコーナー リジット織りのコーナー  ナンと飲料のコーナー
  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする