東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

我家は桃も満開、昔は桃園でお花見

2016年04月08日 | 花,野草

 我家では、桜が満開の頃、畑の一角で桃も満開を向かえます。桜と比べて、色が濃い,花びらが大きい,そして実を食べることができます。我家ではもっぱら、桃は花を愛でることよりも、甘く美味しい実を収穫できることで重宝しています。ただ、桜と異なり、虫が出やすいこと、木に病気が出やすいことが欠点です。そして、古木にならないように、木を10年位ごとに伐採しては更新しています。そのため、次に備えてこの1月に更新用の桃の苗を移植しました。

             咲き乱れている桃の花、桜より色が濃い


 この雨で、桜はだいぶ花びらが落ちましたが、桃は花びらが落ちるまでには至りません。来週初めに落ちると思います。枝をよく観察すると、枝先にはうっすらと葉が出ていました。花が散るのと同時にいっせいに葉が展開します。そして一気に桃は。緑の葉に包まれるのです。

    桜より大きめの花ぴら               すべての枝に桃の花
 

 桜は花が散ると忘れ去られてしまいます。しかし、桃はこれからが勝負なのです。最初にしなければならないのは、葉が展開するのに合わせて害虫がいっせいに発生します。綿のような糸を吐く、アメリカシロヒトリによく似た害虫です。この時ばかりは農薬のお世話になるしかありません。放置しておくと、葉を丸裸にされるのです。害虫を退治した後、今度は実に袋掛けをします。その時、一つの枝に一つの実が着くようにします。一つの実を残して、残りはの実は全て摘果します。これらの作業を怠らないようにしないと、おいしい桃は収穫できません。

                ピン色に染まった桃園、昔は親戚を読んでお花見

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