東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

多摩の自給用野菜、のらぼう菜の収穫を開始

2016年04月01日 | 野菜:葉菜

 秋に種まきして育てたのらぼう菜が収穫時期を迎えました。この野菜は、関東特に多摩で食べられている自給用の菜っ葉です。八王子市に住んでいる時に栽培してよく食べました。キャベツや白菜のような流通に乗せることができないため、とてもマイナーな野菜です。そののらぼう菜の種を、山口県に持ち帰って栽培しています。この秋にも種を蒔いて栽培してきました。種も自家採種できるため、世話いらずの野菜です。

                   収穫時期を迎えたのらぼう菜

 のらぼう菜の特徴は、他の葉物野菜に比べて圧倒的に作りやすいことです。特に害虫の被害に強いことです。その理由を私なりに考えると、葉にややえぐみがあることです。つまり、美味しくないところが害虫に強い理由だと思います。その独特のえぐみのために、この野菜は好き嫌いがあります。それが野菜店などの流通に乗らない理由の一つだと思います。少しのえぐみさえ気にならなけれで優良な自給用野菜です。

    花柄を摘まむ           花柄をポキッと折る         折り取った花柄
  

 のらぼう菜の収穫方法は簡単です。花柄を摘まんで、ひねるようにしてボキンと折るのです。その折った花柄を、調理した食べるのです。山口県で多く作られているハナッコリーと収穫方法と同じです。花柄を折ると、脇芽が伸びて再び花柄となります。次から次へと出てくる花柄を収穫するのです。葉そのものを収穫してもかまいません。

                  収穫したのらぼう菜の花茎、洗ってから調理


 のらぼう菜の花柄は、熱湯に軽く通すとえぐみが取れます。また、他の野菜と混ぜて食べてもかまいません。何度も食べていると、えぐみはそれほど気にならなくなります。作りやすく害虫に強い野菜は、のらぼう菜以外にはすぐには思いつきません。最近、品種改良されたのらぼう菜がわずかに流通に乗って一部の地域で販売されているようです。

    他の野菜と混ぜ包丁でカット             左の野菜を、炒めている例
 

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