東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

オリーブの苗を岩だらけの畑に植える

2013年05月01日 | 樹木,果樹

 周防大島の方から、オリーブの苗が入荷したとの連絡を受けました。その方の住まいをまだよく知らないため、I君の車でそのオリーブ苗を受け取りに行きました。苗は10本でイタリアから輸入した苗だそうです。オリーブの品種は、Frantoio(原産地はイタリアトスカーナ地方)9本で鑑賞,油採取,ピクルス用とのこと。収穫は10~11月。受粉用オリーブ1本はPendolinoです。I君、車をありがとうございました。

 周防大島でI君の車にオリーブ苗を積む        届いたオリーブ苗10本
 

 苗が傷まないように、すぐに畑に植えました。植えた場所は枯草だらけだった荒地です。石ころが多いため、通常の畑として使えません。周防大島の方に教えてもらった通り、正確に5m間隔で植えました。

             巻尺を使って、正確に5m間隔で植える場所を決める


 オリーブの植え方の小冊子をいただきましたが、深い穴を掘った上に堆肥を入れるようです。しかし、この畑は石が多いため、スコップがなかなか入らずクワも容易に打ち込めません。10本ものオリーブ苗を、短時間で岩だらけの畑に小冊子のとおりに植えることはできません。とにかく、今年は枯れないで根を張ってくれれば良いと思い、穴を掘って植えるだけにしました。ちゃんとした施肥などは来年考えるつもりです。

      5m間隔で穴を開ける          植え穴に、オリーブ苗を入れる
 

       根の上に土を被せる               土を盛り、しっかり押さえる
 

 10本のオリーブ苗を植え終わると、ジョロで水をたっぷりやりました。この畑は風が強いので、オリーブの苗が風でゆらゆら揺れます。家に帰ってから鉄杭を10本持ってきました。そして、オリーブ苗の横に鉄杭を打ち込み、鉄杭とオリーブ苗をひもで結びました。これで、オリーブ苗は風で倒れることはありません。

           鉄杭を打ち込み、風で揺れないように苗を鉄杭に結びつける


 今後は、根付いたことを確認してから施肥などを考えます。オリーブの一番の害虫は芯食い虫と聞きましたので、定期的に回って幹を観察します。今年は、実は収穫できなくてもよいので、とにかく根付いてくれればと思っています。まずは10本共に根付いてくれるといいのですが。

               5m間隔で植えた、10本のオリーブの苗

コメント
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