東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施川沿い史跡めぐりウォーキング8回シリーズ(その4)の下見

2013年05月31日 | 歴史探訪他ウォーキング

 来月の田布施川沿い史跡めぐりウォーキング8回シリーズ(その4)の下見をしました。スタート地点であるJA南すおう平生支所から、終点の田布施町交流館までの実踏です。先日はバイクでの大まかな調査でしたので、今回はウォーキングメーターを使って、歩く距離を正確に測りました。
 まずは、習成中学校跡地に向かいました。この中学校は、数十年前に今の平生商工会や保健センターの場所にありました。白い板塀だった事を覚えています。次に旧平生保育園跡に行きました。今は普通の家前の更地になっています。ブランコが一つ置いてありましたので、今は子供の遊び場になっているのでしょうか。

       旧習成中学校跡地の周辺          堀川南蛮樋跡地とお地蔵様
 

 次に、オランダ式ロクロを使った堀川南蛮樋の跡地に行きました。この堀川南蛮樋は江戸期の平生の干拓事業に欠かせない施設です。よくは知らないのですが、オランダは昔から干拓事業で国土を増やしてきました。江戸時代、日本では蘭学(オランダの学問)がさかんだったようですので、このオランダの干拓事業の知識を取り入れたのかも知れません。今、この堀川南蛮樋は平生歴史民俗資料館前に移築されておりいつでも見ることができます。堀川南蛮樋跡地傍には立派なお地蔵様があります。

                  玖珂島の山頂から平生街を見下ろして


 続いて、平生街の中を歩いて旧平生座跡地を探しました。しかし、町並みがすっかり変わっていたのでどこが跡地なのかさっぱり分かりませんでした。そこで、近くの果物屋さんで少しお話しをうかがいました。
 私が子供の頃行われていた大内川の灯篭流しのことをお聞きすると、灯篭流しはもうしていないそうです。昔の風習が無くなっていくのは少し悲しいことです。果物屋さんを過ぎて真覚寺の横を通って玖珂島の南側にある玖珂島神社に行きました。神社をお参りして玖珂島の山頂に登って、さきほどまで歩いてきた平生街を見下ろしました。

      玖珂島神社の境内                 平生湾が間近の平生新橋
 

 玖珂島神社からは平生湾に向かいました。今はすっかり変わってしまった塩田跡地を見ながら、平生湾を左手に見つつ歩きました。田布施川に入って三新化学横をしばらく歩くと、八海橋が見えてきました。八海橋を越えてしばらくして荒砂神社が見えてきました。ここで少し休憩しました。今回のウォーキングコースは、日陰がほとんどないコースです。この荒砂神社だけは木陰がありますので、この神社でお昼にしようと思います。「荒砂」の砂で思い出しましたが、荒砂神社脇の田布施川では昔、建築用に使う砂が採取されていました。この付近では良質の川砂が取れたのでしょう。

     見えてきた八海橋                   荒砂神社で小休止
 

 荒砂神社での小休止を終わり、従弟のUさんの家を訪ねました。Uさんは足を痛めて、ちょうど病院から帰ったばかりとのことでした。足が早く治って欲しいものです。Uさんと久しぶりに談笑しました。ウォーキングのお話しをしたついでに、6月のウォーキング本番時におトイレをお借りできることになりました。Uさんありがとうございます。

            田布施川から分かれる灸川、下流に八海橋が小さく見える


 Uさんの家を出ると、再び田布施川を上流に向けて歩きました。5分程度歩くと、田布施川と灸川の合流地点に着きました。この付近、子供の頃によくシジミを取りました。また、従弟のお兄さんたちとツガニと呼ばれるカニをよく取りました。そのカニは石垣に潜んでいるので、先が曲がった太い針金でそのカニを引っ張り出しました。そのカニの正式名称が「もくずがに」であることを、だいぶ後で知りました。中国料理でよく食べられる上海ガニの遠い親戚のようです。この「もくずがに」どんな味だったか忘れてしまいました。田布施川が大幅に改修されて以降、このカニを見ません。このカニを最後に見たのは、10年位前に東京の多摩川でした。

    川が合流する灸川排水機場            菅原神社近くの天神十字路
 

 灸川を上流に向けてどんどん歩き、天神十字路に着きました。ここにはコンビニがあるので、トイレ休憩できそうです。コンビニを過ぎて、菅原神社にお参りして近くの田布施保育園前の道を歩きました。そして、大恩寺の飢民の供養塔を見学しました。その後、シンタニスポーツに寄って笛を買いました。先日の般若寺ウォーキングで笛を鳴らしたのですが、100円ショップで購入した笛は、大きな音が出ませんでした。このため、先頭を歩く人に聞こえないようでした。このため、より大きな音が出る笛を購入しました。シンタニスポーツから出て、終点の交流館に向かいました。到着後にウォーキングメーターを見ると、歩いた距離は9.1Kmと出ていました。

      飢民の供養塔がある大恩寺           やっと交流館に着きました
 

 家に帰ってから、今回歩いたルートをGPSで確認しました。歩いた距離9.1Kmは少し長いようです。この距離を短縮するため、ウォーキング本番では菅原神社や飢民の供養塔をスキップしようと思います。そして、下図の矢印のように灸川排水機場からそのまま交流館に向かおうと思います。あるいは、田布施川と灸川の合流地点から田布施川堤防を上流に向かって歩けば2Km位は短縮できそうです。

                   今回下見で歩いたルート

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