東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

柳井市 金魚ちょうちん祭り,柳井市街散策(1/5)

2012年08月15日 | 歴史探訪他ウォーキング

 金魚ちょうちん祭り最終日(13日)、柳井市街に行ってみました。私が子供の頃、まだ金魚ちょうちん祭りはなく別名のお祭りが行われていました。そのお祭りの名前は忘れてしまいましたが、蛇踊りのようなものがあったように記憶しています。今回は、金魚ちょうちん祭りを見つつ、昔の柳井街がどのように変わったのか確かめる意味で市街を散策してみました。

  柳井駅西側に置かれた蒸気機関車         柳井駅下を通る地下通路
 

 バイクを柳井駅の西側に止め、地下通路を通って柳井駅へ出ました。駅構内に金魚ちょうちんが飾られていました。柳井駅は、私が子供の頃と違ってすっかり静かな地方駅になっています。50年ほど前、この駅正面から延びる道にはいろいろなお店やデパートが立ち並んでいました。まだ柳井警察署がこの通路にあった頃のことです。当時からあるのは広島銀行だけではないかと思います。左手には大丸デパートがありましたが、今はマンションになっています。

            50年前、乗り降りする人でごった替えしていた駅前広場


 50年前当時、今と違ってマイカーを持っている人はまれでした。このため、移動はほとんどがバスでした。柳井に行くためには、家から峠を越えて山超えしてバス停に行き、そこから防長バスに乗っていました。当時のバスはボンネットバスで、運転手の他に女性の車掌さんが乗っていました。降りる直前、その車掌さんに分かるように手をあげるか声をかけていました。車掌さんは、それに応えてブザーを鳴らして合図をしていました。当時は道が舗装されておらず、絶えずバスがガタガタ揺れていました。当時、田布施と柳井間を蒸気機関車が走っていた時代でした。

       柳井駅から見た正面道路       大きな金魚ちょうちんの張子
 

 柳井駅を過ぎると、少し脇道を通って映画館があった場所に行ってみました。途中の小道に大きな金魚ちょうちんの張子が置いてありました。金魚ちょうちん祭りの最終日のためか、誰も通っていませんでした。元映画館があった場所はすっかり変わっていました。幼友達のお父さんがここで八百屋を開いていましたが、そのお店は無くなっていました。映画館のすぐ近くにカツラ無線がまだありました。高校生だった1969/3/23に、このお店でラジオ制作に使うテスター(今は故障中)を購入しました。また、大学受験ラジオ講座放送を聞くためのラジオもここで買いました。

       映画館があった場所             今もあるカツラ無線
 

 次に柳井川に行ってみました。この川周辺はすっかり変わっていました。50年前、本橋周辺の川に面していた家々は、落ちそうなほど川にせり出していました。しかし、それらの家々は移転したのでしょう、整地されて川に沿う小さな公園になっていました。昔は、本橋周辺が一番賑やかだったように記憶していますが、今は往時の姿はまったくありません。あるのは記憶の中だけです。

             本橋近くから琴石山方面を見て、往時の姿は皆無

コメント
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