東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

柳井市 金魚ちょうちん祭り,柳井市街散策(3/5)

2012年08月19日 | 歴史探訪他ウォーキング

 柳井津の寂れたシャッター街を過ぎると、急に賑やかになりました。柳井市が宣伝している白壁の町に出ました。白壁の街並みに行く前に、街並みふれあい館に寄ってみました。この洋風な建物は、柳井でも一番古い洋館だとのことです。私もこの銀行だった建物を覚えています。当時は、その前に立つのさえためらうほどの立派な洋館だったことを覚えています。

        元銀行で今は「街並みふれあい館」、柳井で一番古い洋館


 街並みふれあい館では金魚ちょうちん祭りにちなんだ催しが行われていました。この館は同時に柳井市出身の松島詩子記念館にもなっています。松島詩子については知りませんが、松島詩子が作詞した歌をピアノで生演奏していました。また、子供達が書いた金魚ちょうちん祭りの絵を陳列していました。

   祭りの絵,そしてピアノ生演奏          幼児の頃に行った元住宅街
 

 街並みふれあい館を出ると、すぐ横の道を北に登りました。このころには雨が上がりました。この道の西側に昔は平屋の住宅街が広がっていました。55年位前、この住宅を作るための砂を田布施川で採取していました。私が幼児の頃、この砂を採取していたお兄さんの運転する三輪車(当時、ミゼットなどの三輪車がたくさん走っていた)に乗ってこの住宅に来たことがあります。5歳位の頃でしたが、知らないお兄さんに誘われてたった一人でその車に乗りました。当時幼児だった私は警戒心が無かったのでしょう。車に乗れる嬉しさが警戒心をなくしたのでしょう。今でも、その時の運転中の振動やエンジンの音,ハンドルの形,車の青色を鮮明に覚えています。よほどうれしかったのでしょうね。そして、私を乗せたお兄さんが得意そうに私に話しかけていたことを覚えています。

                柳井市が宣伝している白壁の街並み


 金魚ちょうちん祭りも最終日のためか、途中雨が降ったためか全体的に人が少なかったように思いました。しかし、白壁の街並みのある店に入ってみると、女性がたくさん入っているお店がありました。アクセサリーのお店です。この白壁の街並みは昔、見向きもされませんでした。私が子供の頃、このような白壁の街並みがあるなどとは知りませんでした。そもそも、この街並みまで足を運ぶことなど昔は皆無でした。

   雨のため、人通りが絶えた店先        大勢の女性がいたアクセサリー店
 

 雨が上がって、白壁の街並みの上を見上げると青空が見えました。軒下にならぶ金魚ちょうちんが風にゆられてさわさわ動いていました。金魚ちょうちんは誰か考えたのでしょうか。私が子供の頃にすでに金魚ちょうちんがありましたが、これほど広がっていませんでした。当時、この金魚ちょうちんよりも下関のフグちようちんの方が有名だったように思います。このフグちょうちんをまねて作ったのでしょうか?白壁の街並みを散策し終わると、小さな道をぬけて柳井川に出ました。

       軒下にぶら下がる金魚ちょうちん      街並みを柳井川にぬける小道
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする