東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

由宇、銭壷山方面の散策(1/3)

2012年08月22日 | 歴史探訪他ウォーキング

 天気が良くなったので、由宇方面に出かけてみました。由宇は岩国や広島に行く時に通過しますが、ゆっくりと散策したことはあまりありません。子供の頃に父親に連れられて進水式を見に行ったり、温泉好きの祖母と一緒に由宇温泉に行ったことくらいしかありません。今回は、久しぶりの由宇です。最初に由宇歴史民俗博物館に行ってみました。

             海岸沿いにある、船の形をした由宇歴史民俗博物館


 由宇は昔、造船が盛んだったようです。父親に連れられて進水式に行ったことをよく覚えています。それほど大きな船ではなく、見守る人も多くなかったように記憶しています。木造船でした。この由宇歴史民俗博物館は、船の形を模しているだけあって船に関わる資料が多くありました。また、農業に関わる資料もありました。

    船に関する資料                  祖母が愛用していた猫車
 

 農業関わる資料の中に、私が高校生頃までよく使った用具がありました。私が高校だった頃の農業機材はもう歴史の一部なんだと思うと、そして昔の農業資材は使われない廃物なんだと思うとなんだか寂しい気持ちになります。下の写真のA(大八車)は父親がよく使っていました。C(かます)は祖母が夜なべ仕事で作っていました。B,D,Eは、使う見込みはありませんが私の家にまだ残っています。

               昭和30年代までよく使われて民具の数々


 一番思い出深いのは、猫車です。私の祖母がよく使っていました。私が保育園から歩いて帰る途中など、この猫車の上に乗って一緒に家に帰ったことを覚えています。猫車に乗っていると、ごとごと揺れながら視界が後ろにゆっくりと流れていきます。猫車は私のお気に入りの車でした。私が子供の頃、かまどで煮炊きしていました。そのかまども展示されていました。そして、私が見た進水式の写真も飾られていました。

     煮炊きに使われていたかまど        懐かしい進水式の写真
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする