東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古いgeneral製トランジスタラジオ6G630の修理(3)

2010年12月26日 | 古ラジオ修理工房

この古いGeneral製トランジスタラジオ 6G630の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理( 1/11) 修理( 2/11) 修理( 3/11) 修理( 4/11)
  修理( 5/11) 修理( 6/11) 修理( 7/11) 修理( 8/11)
  修理( 9/11) 修理(10/11) 修理(11/11)

 前回は汚れた基板を無水アルコールで掃除したり、バーアンテナの切断した二次コイルを繋ぐ修理をするなどしてラジオ放送を受信できるまでにしました。今回は、このラジオの壊れた内装部分を修理しました。

               裏蓋を外し、チューニングダイヤルを外した古いラジオ


 内装は外側からは見えません。主に基板を固定する部品が壊れていました。このため、基板が固定できずぐらぐら外れた状態になっています。このため、音量つまみやチューニングダイヤルもぐらぐらした状態です。この状態では使用に耐えません。

                 ぐらぐらした基板を一旦外に取り出す


 基板がぐらつく原因は、外枠と基板を固定するネジのメス部品が全て壊れていためです。今回の修理は、このネジのメス部品を外すことから始めました。基板を固定するネジのメス部品三個が破損したまま基板に付いていました。

   白い色のメス部品を基板から外す        緑色のメス部品を基板から外す             
 

 まずは、基板に付いたまま破損したメス部品三個を外しました。よく観察すると、基板固定用メス部品が一個、スピーカーを固定するメス部品一個は無くなっていました。

              基板から取り外した基板固定用メス部品三個


 ぐらつく基板をラジオの外枠に取り付ける方法をいろいろ考えました。簡単な方法はラジオの外枠に穴を開ける方法ですが、この方法は外枠を壊すことになるためやめました。オーソドックスに接着剤を使ってみることにしました。最初、メス部品の位置合わせをしてその位置にマジックでマーキングします。次に瞬間接着剤を使ってマーキングのとおり仮止めします。

        瞬間接着剤を付ける              マーキングのとおり仮止め
 

 瞬間接着剤で仮止めした後、プラスチック用の接着剤をメス部品の周りを囲むように付けます。あとは固まるまでの一日放置します。なお、私はプラスチックを加工してネジ穴を開ける技術を持っていません。このため、無くなっていたメス部品は長めのナットを固定することで代用することにしました。

 プラスチック用接着剤でメス部品を囲む       メス部品とメス部品代用のナット
 

コメント
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