気分転換に2ヶ月ぶりに津久井城公園の散策に行ってきました。バイクで行くと1時間程度で行けます。これまでは春に行ったり秋に行ったりしていましたが、冬に行くのは初めてのことです。この公園を知った頃は頂上の津久井城跡まで登りましたが、最近はもっぱら途中の見晴らし台までしか行きません。
入り口付近の管理棟 麓は箱庭のような公園
晩秋を過ぎた初冬のため、風が吹くと冷たい風が顔を吹き抜けていきます。しかし、今日は風も比較的穏やかで日差しも強かったので快適に散策できました。田舎道をゆっくり歩いているような感覚で、冬枯れ直前の景色を堪能しました。
菜の花畑から丹沢山方面を遠望
初冬でありながらわずかに紅葉が残っていました。例えばもみじの一部が紅葉したまま落葉せずに残っていました。これも初冬の風物詩なのでしょう。晩秋の残りを探しながらの、のんびり散策をしました。
落葉せず残った紅葉もみじ 持ってきた、双眼鏡と古いラジオ
見晴らし台に付くと、ラジオを聴きながら一時間ばかり日向ぼっこ休憩をしました。近くのテーブルには、この公園の写真を撮影しに来たお年寄りのグループが楽しそうに輪になって談笑していました。この公園は、幼児とお年寄り,そして障害者が楽しむには丁度良い環境が整っています。お年寄りがのんびりと,又は車椅子でゆっくりと回れるように道が整備してあります。
すっかり葉が落ちた落葉樹の林、日差しが根元まで差し込む
この公園は、夏にはヒエや粟などの作物が、冬には麦類が栽培されています。ちゃんと収穫しているのかは定かではありませんが、目を休ませるのにほどよい緑を提供してくれています。
麦畑の小道をのんびり散策しながら下る
歩いていると、あちらこちらにカラスウリがぶら下がっていました。枯れた雑草や小枝にぶら下がる赤い実が印象的に目立ちます。野鳥が食べないところをみると、あまり美味しくはないのでしょう。渋柿のように種が熟すと、もしかして甘くなるのでしょうか。
枯れ枝にぶら下がるカラスウリ あちこちにある麦畑
この公園は、ちょっと町から外れていてバスなどの停留所からも離れています。しかし、定期的に来ているファンが少なくないようです。景観も絶景と言うわけではないのに座って眺めると落ち着くような田舎風景が広がっています。楽しむと言うよりも、気持ちが穏やかになるようなところです。
落葉せずに黄色に色づいたクワの大木
この公園には植林した杉林,昔から炭焼きに使ったと思われるクヌギや楢の林,そして自然のままの落葉雑木が、モザイク状に点在しています。夏は杉林の間を歩くと涼しく、冬は日差しが差し込む落葉樹の間を日向ぼっこしながら歩くと良いです。
クヌギや楢などの落葉樹と常緑樹が混在する林