どこにでもあるようなアップルパイだった。
ただ、手渡された時、その重量感に驚いたのだ。
買ったのは、菊坂下の『マミー』という小さなお店。
飾りっけのないショーケースに、地味な色でどことなく不揃いな形のアップルパイが並んでいるばかり。
ところが、ガイドブックなどではよく紹介されている。
理由は、持ち帰ってナイフを入れてもらって、わかった。
編まれたパイの下には、大きく切られたリンゴがこれでもかというくらいギッシリと隠れていたのだ。
しかも、そのリンゴの下にはさらにカスタードクリームが敷き詰められている。
だが、あくまでも甘さは控えめ。シナモンの香りもしない。これは美味!
普通なのに、美味!
ただ、しっとりずっしりの中身の充実ぶりに比べ、あのパイのサクサク感は少な目。パイ好きには物足りないかもしれない。僕にはちょうどいいけどね。
実はお会計中に、何とも魅力的な別のアップルパイを見つけてしまったのだ。あぁ、圧倒的な…。
次回をお楽しみに(いつになるかわからないけど)。
そういう自分が一番楽しみだったりして。
どう見ても、元DPE屋さんの店構え。
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