湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

バーサン手作りバタータン

2009-02-07 01:50:43 | B食の道


今日は東大の門をくぐらず、本郷通りを弥生方面に直進した。
正門あたりから先は、目にみえて人通りが少なくなる。それにつれて、建て替えられていない古い店が増えてくるのだ。そんな中に『すみれ堂本舗』はある。
かつては「タンタンタンタン、バタータン」というラジオCMも流れていたとかで、O部長がしっかり覚えていた(僕には記憶がなかった)。
『バタータン』は、このお店の人気商品である「欧風おかき」のこと。その音感から亀田製菓の『ハッピーターン』を連想してしまうが、型も味も確かに似ている。ただし、こちらは昭和30年代からのロングセラーだという。『バタータン』の『タン』は、その形状が短冊に似ていることかららしい。
今日はミックスやニューバタータン(ミニサイズ)などをお土産にした。バター、青のり、カレー、チーズ、えび、シュガーの6種のハッピーターンのようなおせんべいが楽しめる。いや、ハッピーターンよりも、手作りっぽいしっかりとした噛み応えがあるのがわかる。ハッピーターンもおいしいけれど、おじさんはやっぱりこういうのが好きなんだよね。


そして、なぜかカレーとチーズは、それぞれいったん金紙と銀紙に包まれた上で、ビニール袋に納まっている。これが、いかにも一つ一つ手で包みました的なシワ具合の金紙銀紙で楽しい。工場は北区浮間にあると記されているが、温かい家内制手工業のいかにもなシーンが浮かんでくる。それを販売しているのが、また一体いつから時が止まっているのかと不思議なくらい懐かしく家庭的なお店なのだ。感動が口いっぱいに広がり、歯にはさまって取れなくなる(笑)
僕が選んでいると、ガラガラと引き戸を開けて続けざまに二人もお客さんが入ってきた。そういえば「東京の手土産」的な本にも登場しているので、なかなかの人気のようだ。
ただ、売れていても、今どき風に改装などせず、ずっとこのままそこにあり続けてほしいと願うばかりだ。




許可をいただいてからノーファインダーで撮りました(笑)

このあたりのお店です。
万定フルーツパーラー
こころ
山猫軒

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