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時間を作り朝イチで映画『カルティエ・ロワンタン』を見てきた。
なんと谷口ジロー氏の漫画『遥かな町へ』が2010年フランスで映画化されていたのである。
個人的にはフランス映画=スローテンポ→退屈なんだけど(笑)、そのゆっくり加減が実にどうもぴったりはまって素敵な映画になっていたのだ。自分と家族という極めて小さな関係の物語であり、しかもどんでん返しが用意されているわけでもなく(家族にとっては劇的な一面もあるけど)静かなドラマがとても心地よかった。
また、舞台がフランスの田舎町という点もよかった。日本の古い町だと、妙に現実的になってしまいそうだから。
お涙頂戴でもなく、感動的でもなく、大笑いする場面もない(谷口氏本人が登場した場面が一番笑いを誘う)。でも、実に心にしみる作品だった。
すっかり郷愁にかられ、ジャック&ベティ脇からまっすぐ横浜橋商店街に進み、さらにまっすぐ進んだ先にある『磯村屋』まで雨の中をテクテク歩き、懐かしい焼きそばを食べてしまったのである。
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