「あたしより、おでんをおいしそうに撮ってよ」
お母さんの撮影をお願いしたら、笑いながらこう答える。
横浜橋商店街を抜けて、その先の商店街のそのまた先にある焼きそばとおでんの『磯村屋』さん。
「50ウン年(笑)」お母さんは、目の前の焼きそばを焼き続けているという。
「僕たちが生まれる前から!」
「そりゃそーよ、お客さんだった小さい子がみんな大きくなっちゃって(笑)」
次々とやってくるお客さん、電話で入るお持ち帰りの注文に、今日もひたすら焼き続けているのだ。
負けないくらい長いこと生きてきた僕にとっての、ベスト・オブ・焼きそばです(笑)。
いや、普通の焼きそばとは、ちょっと違うかな。
まず、ソース系でも、上海風やあんかけ系でもない。
細麺、カリカリ系。そして、じゃがいも入り!
ローカルでじゃがいも入り焼きそばの存在を聞いたことがあるが、こういった焼きそばにならピッタリ合いますね(もちろん、じゃがいもをトッピングしなくてもOK)。
これを、口に入るだけ入れてモグモグ…。サイコー!
アレ? 普通の焼きそばだって一緒か。
いや、唇や口腔の食感がまったく違うな。ベトベトとかネチョネチョじゃなく、サッパリしていながら、それでいてちゃんと麺の食べ応えがある。いやいや、どーします、思い出しただけでヨダレが大洪水です。
たかが焼きそば、されど焼きそば、ですな。半世紀を経て、遂に出会えました。
いやいやいや、ごちそうさまでした。
大学時代の歩く友人とブラブラ歩いていた時に
「この先に、これがまたけっこう古い店があるんだよね、磯村屋っていう」
と案内されたお店。
ネットや本でも時々見ていたので、僕もその店名に反応。何も考えず、ズカズカ入店してしまったのだ。
いやあ、店内の昭和的雑然感も誠に素晴らしいお店です。
いっしょに頼んだコーヒー牛乳も100円と超良心的!
あっ、もちろんおでんも食べちゃいました(笑)。
おでんは、あの屋台と同じで自分で取り、後で申告するスタイル(笑)。
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