セブンイレブンで、コカコーラやファンタグレープの復刻版を売り出している。
でも、なんとなくおまけのヨーヨーが余計な感じがして買わないでいたのだ。
ところが、今日はなぜだか目に飛び込んできて購入。
手にしてみたら、今度はなぜだか急にチェリオのグレープが飲みたくなった！
以前『散歩の達人』という本の中で
「チェリオの自販機は関西では絶滅、関東では鎌倉の小町通りに1台と山中湖方面にわずかに残っているらしい」という一文があったのを思い出した。
これは間違いで、ネットで調べたら各地にけっこう残っているようだ。
そして、確か大磯の松並木のそばの酒屋さんにもあったぞ！と、午後自転車を飛ばした。
とにかく今日の目的は、ただただ自販機でチェリオグレープを買って飲むこと。
ポタリングなどと悠長なことはいっていられない。
暑い日差しの中、西に向かって一目散にペダルをこいだ。
おぉ、あったあった。何台もの有名な、そして最新のジュースやビールの自販機に並んで
「500円玉は使えません」という表示と共に。
いいですか、新500円玉が使えないのではなく、500円玉自体が使えないのですね。
どんなに古いマシンなのかがうかがえる。
さてさて、とにかく110円！を投入。ガチャコンとお尻の方から飛び出してきたビンはキャップが栓抜きで開けるタイプでないのと、ロゴがビンに直接印刷されていないのは残念だが、ボトルの形状は例のボヨンボヨンとしたあの頃のままだ。
早速キャップを回して、一気に流し込む。
プハ～。
野球帰りに必ず飲んでいた小学生のころを思い出すなぁ。今日は暑いから余計にそうだ。
みんな笑いながら飲んだよね。ゲップが出て、涙目になったり。
ファンタより薄いカンジ（味は濃いけど炭酸を含めて全体に薄っぺらな感じという意味）はするけれど、なんといっても満腹感が嬉しかった。楽しい時が長く続くような気がした。
目標達成。
そこから海に出て、またプハー。
大磯海岸は海水浴客と車でいっぱいだったので通り越して、花水川河口付近で海に出て、またプハー。
家まで、買い込んだビンが自転車のカゴの中でカチャカチャと幸せな音を立てていた。
これが現存する貴重な自販機 大好きなとても涼しげな路地を抜けて海へ
海を向いてゴクゴク…爽快! こうして見るとチェリオのおトク感がよくわかる
