エスカーで昇るＪ1

春夏秋と比べると、海岸のサイクリングロードは静かだ。
黄色い声が聞こえない。
走る人も、歩く人も、無言だ。おまけに、今日は空もどんよりしている。
こういう、いかにも冬らしい雰囲気も悪くないのだ。

今日は『放送部と行く！爆勝祈願2008in江ノ島』に参加。
どんなツアーなのか少々不安ではあったが、特に親睦を深めなければならないシーンもなく、ダラダラとお参りをして展望台まで昇って解散というユルイものでよかった。
結局、会話させていただいたのも数名。じゃあ何でわざわざ参加したんだという話だが、ホームタウンの観光地を舞台にゲリラ的？！に行なわれるイベントに興味があったから。
50名ほどだろうか、ユニフォーム、マフラー、フラッグなどがかたまって歩いていくだけで、みんな「ムム？」という顔で振り返る。「ベルマーレだよな」「ベルマーレのなにかがあるのかな」などという声が聞こえてくる。「ベルマーレの関係者の方が来てるんですか？」なんて聞いてくる人もいるほど。インパクトはありましたね。
今夜半から雪という予報だったが、それほど寒くなかったのもよかった。今日は自転車で往復したのだが、行きは一生懸命こいだので汗びっしょり。江ノ島駅のトイレで着替えたほどだ。帰りは、冬の浜辺の午後を味わいながらゆっくり。
振り返れば、さっき昇った江ノ島の灯台が曇って見える。
「Ｊ1昇格で家族円満！」祈りの叫び声が聞こえたような気がした。


駅から橋を渡って参道を登ってエスカーに乗って…


参加者全員で「Ｊ1昇格爆勝祈願！」


「望みは高く」と頑張るカップル。