湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

キャプテン三平、走る

2010-05-05 18:04:05 | 湘南ベルマーレ


こんな言い方をしたら怒られちゃうかもしれないけど、このメンバーでよくやったなと。
まさに満身創痍、J2にいた昨シーズンでもお目にかからなかったようなメンバーなのだから。
ため息というより、もう笑うしかないようなミスもあって頭を抱えた。相手が上位チームだったらどうなっていたか、考えただけでも恐ろしい(笑)。
それでも、後半からハン選手が投入されるとリズムがよくなり、ボールを持つ時間が多くなる。こうなれば、やっぱりもう三平選手しかいないよなとスタンドのボルテージが上がる。
そして、ちゃんと結果を出すのだから恐れ入った!
ゴールを確認すると立ち上がり、ぐるりと回ってから新しくなったゴールネットに猛然と走る。自分が蹴りこんだボールを手に、今度は一直線にセンターサークルを目指した。ゼッタイもう1点獲る!という意欲むきだしの走りに僕たちは心を揺さぶられるのだ。
その左腕には、新居選手から託されたキャプテンマークが巻かれていた。
さらに阿部選手の負傷以降、勝利への思いが一層強まり、最後の最後までスタンドも一体となって攻め続けた。

下位チーム同士の戦いだっただけに、本当は勝ち点3を獲り、相手に勝ち点を献上してはならなかった。だからこそ、三平選手は次のゴールを目指して走ったのだ。

ただ、あれだけミスをしていては、勝利の女神もほほえんではくれないのかもしれない。あのバックスタンド側のサイドラインをコロコロと転がるボールを誰も追いかけていかなかったシーンはブーイングものだ。J18番目のクラブなのだから、ある程度ミスは仕方ないと思う。でも、こういったセルフジャッジだけはまずい。誰も追わない、誰も「追え」と言わない。結局、相手の選手が拾いにいき、あわてて守備に走る。これには、ちょっとがっかりした。
J1最後の年だったか、これはメインスタンド側を自陣に転がるボールを茂庭選手が見切って追わず、相手が走って追いつきそのまま点を獲られたシーンを思い出し背筋がぞっとした。
このシーンを抜きにすれば、今のメンバーで精一杯闘ったとにいえる。だから、今日もエールを送った。


素敵なベルマーレカラーのゴールネット、そしてピッチサイドの暴れん坊シート。

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