湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

そば新、変わらず

2015-06-23 19:59:24 | B食の道


駅前に勤めていたころは週に何度も通っていた。
その後も毎日のように前を通りながら、実はもう3年くらい食べていなかったような気がする『そば新』。昔ながらの立ち食いそばのお店だ。

5~6人も立てばいっぱいになるステンレス製のくの字カウンターで、その両端が出入口となり通り抜けができる構造。ドアがないので、半オープンエアといった感じ。でも、冷暖房装置は一切ない(笑)。
今日は暑かったので、一瞬さっぱりした味にひかれ地下にある『老郷』(ラオシャン)にもなびいたが、なんとか直進した。

メニューは以前と変わっていないようだ。
「いらさ~ぃ」「ど~っ」という、これも変わらない店主のはっきりしない声に迎えられ、いつもの「天ぷらそば」(350円)を頼む。
天ぷら(かき揚げ)は、手づかみ(笑)。その他はちゃんとトングを使用。ま、個人的には問題ない。
最後に、かき揚げの上から出汁をドバッとかける。とにかくドバッと。指にもかかっているように見えるけど熱くないのかなぁ。
「は~ぃ~、天ぷ~、350え~」
この店は、ここで商品と現金を交換がルールである。




ご覧の通り、大きくて分厚いかき揚げが丼を覆い尽くしている。
上から出汁がかかっている上、行き場を失った湯気がどんどんかき揚げに染み込んでどんどんぶよぶよになっていく。もうカリカリ感はまったくない。
これが、うまい。大好きなんだ(笑)。
かき揚げの下で蒸されてか、いや最初からなのか、麺はほぼ腰がない(笑)。
これはこれで、スピード系立ち食いの王道だから問題ない。

そうしているうちに、かき揚げはどんどん溶け出してぐじゅぐじゅ状態となる。そうなれば困ったことに、出汁は最後まで飲まねばならない。もうカラダのことなんか考えてられない。
すべて飲み干す。

こうして僕は久しぶりの『そば新』の変わらぬすべてを味わい尽くすのであった。

でも、あれか。以前は暖簾の中2枚が途中から切れてなかった気がする。

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