そもそも僕の舌はお安くできているようで、口に入れるだいたいのものは「おいしい」と判断する。
大好きな餃子。
「銘店」と呼ばれるお店でも食べてきたけど、王将だって、バーミヤンだって、いやいや、セブンイレブンやスーパーの惣菜売り場のできあいであっても、チョー幸せになってしまうのだ。
今日は持参したおにぎりのオカズに、東急ストアで購入。税込213円である。
焼け具合、味、水分とも好きなタイプだ。もちろん白いご飯との相性は抜群。渾然一体となり口の中はパラダイスだ。
この混沌をずっと味わっていたい。心からそう思うのだが、オープンの時間が迫り、いつもよりも念入りに歯を磨かなければならない。これがなんとも残念なランチなのである。
おまけ。
「とりあえず今日は買い物して帰るよ」
流暢な日本語でケータイに話しかけていたのは、おぉ、トミー・スナイダーさんだった。
21時35分。鎌倉駅前にて。