湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

人に優しくない国

2016-05-25 23:19:27 | あんな話こんな話


「個人番号カードの交付・電子証明書発行通知書」が老父母のもとに届いた。
昨年、顔写真を添えて申請しておいたカードが出来たので区役所まで取りに来てねというハガキだ。

これが、こんなにわかりづらくよく作ったなという内容。年寄りの何人が正しく理解できるのか心配になってくる。
電話をかけてもつながらないので、じゃあとりあえず行ってみようじゃないかとケータイで予約を取ってやった。

そのうち電話がつながり尋ねたのだ。
代理での受け取りの内容も書いてあったので確認すると、病気ならば診断書の提出が必要とのこと。
詳しくは戸籍課に電話しろというので問い合わせると、なんと「無理に取りにこなくてもいい」「まったく問題ありません」というではないか!
つまり、「動けないなら使う場面もないでしょう」と聞こえる。
そりゃそうだろうと思うが、申請した昨年はまだ元気だったから使うつもりだったからね。

窓口の人の対応から、どうも「やらされている」感がプンプン臭ってくるのだ。
お上の決めたことで最前線はもう大忙しで混乱している、手を焼いている、そんな感じ(笑)。

そもそもこのハガキ、文字がメチャメチャ小さい。僕にも読めないくらいなのに、年寄りにどう読めというのだろう。

写真のマス目。暗証番号を書き込み欄の一番上の段には、4ケタから16ケタ、2段目からは4ケタの英数字を入れる。
一番上を4ケタにすると・・・あれ? 左詰めで書くと変だな。やっぱり右詰めかな。
電話で確認したところ、すべて左詰めとのこと。
だったら、下の3段のマスも左側に揃えるべき。というか、普通はそうするでしょ。なぜ、2段目以降を右側に揃えちゃったの?説明文を右に持っていけば、迷う人なんていないはず。
内容も、大きさも、スタイルも、すべて気が利いていない、ひどい内容だ。
カードを申請しないでよかった(笑)。