アニメーターの金田伊功さんがお亡くなりになったそうです。
享年58歳。
今の平均寿命からしてもまだまだこれからだったのに・・・。
私らの年のアニメファンではパースが歪んでいるけど迫力ある「金田パース」とか、手が伸びきった状態でコブシを握り、足がガニ股状態で空を飛ぶ「金田ポーズ」とかを知らないヤツはいない位、印象的な動きをさせる方でした。
特に80年代のアニメ、「六神合体ゴッドマーズ」や「マシンロボ・クロノスの大逆襲」などでは文字通り大活躍でしたっけ。
最近発売されたバンダイの超合金魂・六神合体ゴッドマーズのガイアーに、「金田ポーズ」をつけさせて撮った写真をブログに載せていた人も結構いましたねえ。
かく言う私も、自分の部屋でしっかりと「金田ポーズ」させていた一人ですが(^^;)
名前は「かなだよしのり」と呼ぶのですが、私は、一部ではそれなりに人気のあった同人誌作っていた先輩達が、金田さんを「伊助(いすけ)」と呼んでいたので、そっちの方で憶えていたのですが、これってごく一部の人しか使わなかったみたいで、大体は「伊功(いこう)」と呼んでいたんですね。
ちなみに先日紹介した「機甲創世記モスピーダ」のオープニング映像も金田氏の手によるものです。
で、ニコニコ動画では早速追悼特集として、金田伊功作画OP集が作られています。
・・・・・・なぜだろう。
歌いながら涙が出てきて仕方がありませんでした。
最近、ただ“リアルさ”を表現するだけの3DCGに飽きた人達によって、再び氏の「金田パース」や「金田ポーズ」が見直されてきていただけに、お亡くなりになったのは非常に残念です。
又一人、アニメの一時代を築いた方が逝ってしまいましたか・・・。
氏の作画の一ファンとして、謹んでご冥福をお祈り致します。
そして、続けて高久進さんまで亡くなられてしまいました・・・ついこの間夫の留守中に旧作のマジンガーZを借りて観たばかりなんです。
本当に小さな頃からお世話になっていました。
自分の年を考えても年上の方たちが逝かれてしまうのも無理はないといえばそうなんですが、非常に残念で悲しくてなりません。
遅くなりましたがご冥福をお祈りします。
高久さんまで逝かれましたか…。
この年の方々と言うのは戦争体験者でもある為か、今みたいにふぬけた脚本などではなく、骨のある内容を書かれており、それが子供心に印象に残っていました。
又、単に戦争の恐ろしさだけでなく、「大事な者を守る為に戦う勇気を持つ事」などを、アニメを通して教えてもらった気がします。
あの当時のアニメ、特にロボットアニメには、私の人格形成にかなりの影響を受けたものです。
おかげで、いまだに変な正義感を持つハンパ大人になってしまってますが(笑)
でも、こういった方々には本当に感謝しています。
今までお疲れ様でした。
末席ながら、謹んでお悔やみを申し上げます。