新・ボヤッキーでトンズラーな日記

そこいら辺にいる普通のオッサンです。日々気にくわない事や腹が立ったことをつぶやいています。

何と言っても、都議選は地方選挙です。

2009-07-12 03:03:58 | 政治経済

マスコミが必死になって「東京都議選はプレ衆院選だ!」と無理矢理関連づけていますが、何度も言う様に、都議選はあくまで地方選であって、国政選挙とは違うっちゅうねん!

むしろ今回の都議選は「石原慎太郎の政策を問われる選挙」って言った方が正しいんじゃないの?

それにマスコミも最近何かと言うと橋下知事の言葉尻に乗って「地方の独立」とか言っているくせに、こんな時だけはしっかりと国と関連づける所がイヤらしいんだよなあ!

【都議選】“プレ衆院選”与野党党首ら最後のお願い

麻生首相 都議選敗北でも「責任を全う」 辞任せず法案成立に全力

 

では、その“重要”な東京都議選ってどんな感じなんでしょう?

 

まず、議員定数は127人

それに対して今回は221人が立候補しています。

内訳は

自民党        58人

民主党        58人

公明党        23人

共産党        40人

生活者ネットワーク  5人

社民党         2人

無所属その他    35人

 

・・・・ん?

都議会で過半数を取る為には64人が必要なワケですが、ご覧の通り、立候補者数から見ても自民党、民主党共に、仮に全員が当選したとしても過半数を超える事は出来ません

自民党は公明党と組んでいるので、今までならばそう無理無く過半数を得る事が出来ましたが、現在、キチガイ沙汰と言っても過言ではない程の、マスコミによる「自民党ネガティブキャンペーン」によって、それに煽られた無党派層が民主党にかなり動くのではないか?と予想されています。

又、公明党の組織票も今回はあまり期待出来ない、との話もあり(住民票移動出来ませんでしたからねえw)、現在の予測では両党だけでは過半数を得る事は無理、大体両党合わせて60議席取れれば良い方ではないか?とも言われています。

と言う事は、両党(正確には3党ですが)とも過半数にはまだ足りませんから、当然、議会で過半数を得る為には、他党若しくは無所属の当選者を“仲間”に引き入れなければならないワケです

マスコミは「民主党が第一党となる事は必至!」と小躍りして喜んでいますが、例え数の上では“第一党”になったとしても、結局は他党の力を借りなければ何にも出来ないわけでして、果たしてそれが本当にマスコミが叫んでいる“自民党に対する勝利!”と言えるんでしょうか?

普通に上記の様な状況から考えると、良くて“痛み分け”ですむか、若しくは民主党と組んでくれる相手が足りない、若しくは全くいなかった場合、最悪、“第一党”でありながら自分達の法案が通らない、って事態にもなりかねないのですが、そうなれば“勝利”どころか「試合に勝ったが内容で負けた」となるわけですね。

でも、そういった「民主党に不利になりそうな情報」はマスコミは絶対に流しませんな!

まあ、ちょっと考えれば判る話ではありますが(^^;)

 

それでは次に東京都の有権者ってのはどれ位いるのでしょうか?

東京都選挙管理委員会によると、男女合わせて10,582,263人となっています。

う~む、有権者数だけで1千万人超えるとは、さすがは大都会。

で、期日前投票をした人は9日までで507,000人程度で、これは前回よりも1.8倍増だそうで、この数字を見てマスコミは「選挙への関心が高い証拠だ!」と言っていますが・・・・・・これって、かなり微妙な数字じゃないでしょうかねえ。

と言うか、前回の選挙の投票率(43.99%)が余りにも悪すぎただけで、今回はいわゆる“平均”に戻っただけの事。

ですから、この数字だけを見て「有権者の意識が高くなった」、とは、私にはあまり思えないんですけど、マスコミの見方は違うのかな?

ま、なんだかんだ言っても所詮“期日前”であって、問題は“本番”ではどれだけの投票率になるか?でしょう。

よく言われている、「投票率が低かったら自公の勝ち!高かったら民主の勝ち」ってのは、要は一般人の投票率が低い方が組織票が生きてくる為なのですが、今回の都議選ではこの法則もあんまり意味が無い気がします。

自民党は既存組織からかなり離脱されてますし、公明党は昨今の負け続けで判る通り、以前程の組織票はありませんし(それでもまだまだ公明党だけに限れば強い事だけは確かなのですが)、かといって民主党だって日教組、自治労、民団(え!)、などの組織票があるので、どっちもどっちだからあんまり読めないんですよねえ。

だからこそマスコミは無党派層の票を民主党に入れさせる為、それこそ必死になって毎日、毎日、僕らは鉄板の~♪・・・じゃなかった、自民党の“ダメッぷり”を印象づける為色んな番組で「麻生が読み間違った」等の“低レベルな話”までトコトン流し続け、逆に、民主党に不利な事件、例えば狂っポの故人献金問題や、売国発言の数々とかは一切流さなかったわけです

色んな意味でスゴイですよねえ・・・( ゜д゜)、ペッ

 

ま、そんなワケですから、今度の都議選では「どれだけマスコミに影響力があるのか」を知る事の出来る選挙でもあるわけです。

なんだかんだ言っても、まだまだマスコミってのは“一般人への影響”が大きい、ってのが困ったモンですが・・・(--;)

 

でも、今回の都議選、一部選挙ウォッチャーが一番興味があるのは

共産党がどこまで議席を伸ばすか?

だったりします。

何せ議席では、自民、民主、公明に続いて“第四の党”ですからね。

ここが民主党と協力するかどうか?で、今度の都政にもかなりの影響を与える事になるわけですね。

 

 

・・・・・・・それにしても、ここに来て共産党が都政の運命を握る事になるとは・・・・・・。

やっぱり全てにおいて、何かが“微妙に間違っている”気がするのは私だけでしょうかねえ ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~