錦之助ざんまい

時代劇のスーパースター中村錦之助(萬屋錦之介)の出演した映画について、感想や監督・共演者のことなどを書いていきます。

錦之助映画祭り(フィナーレ)前夜

2009-11-08 02:09:17 | 錦之助映画祭り
 今、池袋の新文芸坐から帰ってきたばかり。行きはタクシー(飯田橋~池袋)、帰りは地下鉄。今回の上映作品のポスター17枚、「一心錦之助」100冊、錦之助ファンの会の入会案内とアンケート用紙200枚を新文芸坐へ置いてきた。ポスターは、錦之助ファンの会では随一のコレクターの諸星さんから借りたもの。おととい、私の飯田橋の仕事場まで持ってきてくれたのだ。彼は、横浜在住で東京駅近くの会計事務所で働いているのだが、わざわざ横浜の自宅から運搬してきたわけである。錦ちゃんファンとはいえ、有難いことだ。諸星さんには、錦之助映画祭りの時はいつも貴重なポスターを出品してもらっている。私と同い年で、大変気が合う仲間の一人だ。20年近くもの間、錦之助作品のポスターや関連雑誌を収集してきたという。総額いくらのお金を注いできたかは測り知れない。今回のお宝は、『あばれ振袖』『ゆうれい船』(前篇と後篇2枚)のポスターと『一心太助 男の中の男一匹』の立て看用・大判ポスター。『源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流』や『美男城』のポスターも一見に値する。
 新文芸坐の飾り付け担当の柳原さんと打ち合わせをしてきたのだが、どれもこれも貴重なポスターばかりなので、万が一盗まれでもしたら大変。それで、本物は売店の中の壁に飾ってもらい、コピーをロビーに張り出すようお願いしてきた。本物はちょっと遠くから眺め、至近距離からコピーを見ていただく。
 実は、タクシーに乗ってから気づいたのだが、ロビーのガラスケースに展示する絵(色紙)を3枚忘れてしまった。画家の植木金矢さんからいただいた『里見八犬伝』と『あばれ纏千両肌』と『独眼竜政宗』の錦之助の絵である。これは3月にも展示したが、今回初めてご覧になる方もいるかと思うので、明日持っていくことにしよう。柳原さんは、今夜徹夜で作業するそうだ。明日も朝からずっと居るということなので、明日渡せば間に合うだろう。私は当然明朝一番に新文芸坐へ行くつもり。ガラスケースには、雑誌「映画ファン」のイラストレーターだった直木久蓉氏が描いた錦ちゃんの似顔絵集も飾る。これは、「映画ファン」の記者で現在は映画評論家の渡部保子さんからお借りしたものだ。記者時代から錦ちゃんと親しかった渡部さんには、大変協力していただいている。有馬稲子さんの似顔絵もお借りしたので、展示するはず。

 さて、明日からいよいよ「錦之助映画祭り」が始まる。準備はすべて整えた。宣伝、チラシ配布は、新文芸坐のスタッフを始め、いろいろな方の助力があって、できる限りのことはしたと思う。私は、チラシ約3000枚を配布し終わった。会員ほか、関係者やあちこちの方に依頼して配布してもらった。二代目錦之助さん(後援会の皆さん約250名に郵送していただいた)、西東京シネマ倶楽部の事務局長の飯島さん、豊橋のスロータウン映画祭の主催者の佐々木さん、講談師の宝井琴調さん(国立演芸場の「講談の会」で配布)、落語家の三遊亭鳳楽さん(先日亡くなった三遊亭円楽師匠の一番弟子で、大の錦ちゃんファン。独演会で配布)の協力を得て、合計1000枚は配布できた。
 朝日新聞には先週、新文芸座が広告を出し、今日(日付が替わっていた)の朝刊にも広告が出るはず。読売新聞は、金曜の夕刊で「錦之助映画祭り」を取り上げてくれた。
 今日の初日から大勢のお客さんが詰めかけ、今年の締めである「錦之助映画祭り・フィナーレ」が連日盛り上がることを祈るだけである。初日のゲストは、京都からいらっしゃる円山榮子さん、聞き手は私なのだが、目下壇上での挨拶もトークショーでの質問も、なんにも考えていない。出たとこ勝負でやるだけ。それよりお客さんがどれくらい集まるかの方が心配で、眠れないかもしれない。(つづく)




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