錦之助ざんまい

時代劇のスーパースター中村錦之助(萬屋錦之介)の出演した映画について、感想や監督・共演者のことなどを書いていきます。

錦之助映画祭り2010に向けて(その一)

2010-11-02 05:26:27 | 錦之助映画祭り
 「錦之助映画祭り2010」のリーフレットをあちこちに送った後、いろいろな方から電話やハガキやメールをいただいた。
 錦ちゃんファンでは、京都のSさん、Yさん、愛知のNさん、千葉のYさん、栃木のKさん、北九州のNさん、東京のSさん、Iさん、長野のMさんたちが、錦ちゃんの映画が観られる喜び、寄付の申し出、私に対する励ましの言葉を寄せてくれた。
 錦之助さんの関係者では、近代映画社社長の小杉修造さん、脚本家の成澤昌茂さん、同じく脚本家の石森史郎さん、女優の入江若葉さん、星美智子さん、松風はる美(利栄子)さん、錦之助さんのお姉様の丹羽多賀子さん、内田吐夢監督のご次男の内田有作さんから、暖かいご支援の言葉をいただいた。
 ほかにも、星美智子さんのマネージャーの落合さん、松風さんの所属事務所の社長の名塚さんから連絡をいただき、また、私の友人、知人から、ぜひ映画を観に行くというメールや電話をもらった。最近知り合った中国人の映画研究者で早稲田大学などで講師をやっている劉文兵さんは、学生にリーフレットを配ってくれるという。
 みなさんから元気づけられ、私は大変感謝している。
 
 現在、錦之助映画ファンの会の会員は約80名。会員ではないが、寄付をしてくれたり、上映会に参加してくれる協賛者が約30名。それに錦之助さんの関係者で当会に協力してくださる方々が約20名いるから、全部で約130名がファンの会の支援者である。そのうち半数は首都圏在住(東京、千葉、神奈川、埼玉)で、20名が関西(京都、大阪、兵庫)、そのほかは他県在住である。
 会員の中にお一人、スイス在住の熱烈な錦ちゃんファンの日本人女性がいる。スイス人と結婚され、バーゼル(スイス北西部の都市)で暮らしているので、残念ながら錦之助映画祭りには参加できないが、地球の反対側からいつも上映会の盛況を祈ってくださっている。彼女は日本にいる友人から錦之助映画ファンの会のことを聞き、入会された。上映会には参加できないのに、年会費と寄付金をいただいている。上映会のリーフレットは航空便で送っているが、彼女から喜びのお手紙やメールや、時には国際電話をもらうことある。スイスの自宅で錦ちゃんの映画のビデオを繰り返し観ているそうだ。先日、内田吐夢回顧上映会の記念パンフレットに有馬稲子さんからサインをいただき、それをお送りしたら、とても喜んでいらした。今回の錦之助映画祭りのリーフレットもお送りしたが、まだ届いていないと思う。

 ところで、錦之助映画ファンの会を作ってから今年の9月で2年になる。が、わずかまだ2年とはいえ、かなり精力的に活動してきたと思う。代表の私自身が言うのもなんだが、こうしたらいいと思ったことはできる限り実現し、実績も上げてきた。
 
 まず、錦之助出演作のニュープリントが、この2年で24本できたことが、大きな成果である。そのうち16本は、長年映画館のスクリーンで観られないままになっていたのが今度新たに観られるようになった作品である。
 今回のニュープリント2本を含め、ファンの会の寄付金で制作したニュープリントが全部で8本。
 『隠密七生記』『ゆうれい船 前篇』『ゆうれい船 後篇』『任侠清水港』『一心太助 男の中の男一匹』『江戸っ子奉行 天下を斬る男』『殿さま弥次喜多 怪談道中』『忠臣蔵』である。
 東映ビデオに働きかけ、ファンの会の要望に沿って作ってもらったニュープリントが10本。
 『お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷』『源氏九郎颯爽記 白狐二刀流』『独眼竜政宗』『浪花の恋の物語』『浅間の暴れん坊』『花と竜』『清水港の名物男 遠州森の石松』『若き日の次郎長 東海の顔役』『美男城』『丹下左膳 飛燕居合斬り』。
 東映ビデオが自発的に作ったニュープリントが3本。『弥太郎笠』『反逆兒』『江戸っ子繁昌記』。
 月形龍之介没後40年回顧上映で月形家が作ったニュープリントが1本。『水戸黄門』。
 ほかに東映(他社かもしれない)が作ったニュープリントが2本。『風雲児織田信長』『徳川家康』。
 一昨年1月の佐々木康監督生誕100年の特集で佐々木家が作ったニュープリントが5本(『曽我兄弟 富士の夜襲』『血斗水滸傳 怒涛の対決』『七つの誓い』三部作)を含めれば、この3年近くの間にスクリーンで観られることになった錦之助映画の数は飛躍的に増えたと言える。 (つづく)




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