錦之助ざんまい

時代劇のスーパースター中村錦之助(萬屋錦之介)の出演した映画について、感想や監督・共演者のことなどを書いていきます。

ラピュタ「錦之助映画祭り」その26

2019-04-02 23:59:53 | 【ラピュタ阿佐ヶ谷「錦之助映画の上映」】
 昨日、今日と、いろいろなことがあった。
 昨日は、近藤昭仁氏(北沢典子さんの御主人)のお葬式に列席して総持寺を出たら、あいにくの雨で、傘がなくずぶ濡れ。服を乾かすため鶴見駅のビルのハンバーガー屋にいると、佐々木康監督のご長男の奥様から感謝と激励の電話をいただいた。錦之助祭りで佐々木監督作品を4本上映することを大変喜んでいらして、今度ご夫妻でラピュタへ映画を見に来られるとのこと。それと、佐々木康監督の生誕100年祭(2008年1月)の時作った記念本を30冊寄贈するから、売ったお金は上映会の費用の足しに遣ってくださいとのこと。(今日その本がラピュタに届き、石井さんに聞いたら40冊入っていたそうで、早速販売開始した。定価1,000円)



 帰宅して、丘さとみさんへ電話。錦之助祭りの現況報告とトークの打ち合わせのほか、40分ほど話す。『花かご道中』という東映映画で、丘さんが美空ひばりさんと一緒に歌っているシーンがあるので、ぜひ見てよと言われる。あとでYouTubeにその場面がアップされていたので、見たところ、丘さんが歌う箇所はごくわずか。
 土曜に「青春二十一 第四巻」の新刊案内をジュンク堂と紀伊國屋書店など65店にファックスしておいたが、その注文ファックスがポツポツと来る。今のところ7店だけ。1冊のみが多く、反応悪し。ジュンク堂池袋店と紀伊國屋梅田店は3冊。
 
 今朝は、円山榮子さんへお礼の電話。一泊して、昨夜京都へ帰られたとのこと。楽しかったし、疲れなかったそうだ。
 午後、俳優座へ電話して、担当の方と話し、岩崎加根子さんからの伝言を聞く。5月19日に行きますとのこと。これで、岩崎加根子さんのトークの日時が決定。5月19日(日)の『反逆兒』(12:40~)の上映後に約30分(延長40分まで)。そのため後の作品の上映開始時刻がずれて、15:30、17:20、19:10 と変更になる。「錦之助映画祭り」の最終週で、まだずっと先の話であるが、岩崎さんにお会いするのは初めてなので、聞き手の私もワクワクしている。トークでは、『反逆兒』のことだけでなく、共演して感じた錦之助さんの演技のこと、伊藤大輔と内田吐夢両監督の演出のことなど、突っ込んだ質問をして、いろいろお聞きしたいと思っている。岩崎さんが憶えていらっしゃるかどうか、それが問題だ。

 星美智子さんへ電話。年賀状もいただき、錦之助祭りのチラシも送っておいたが、お元気かどうか気になって連絡した。星さんは現在92歳。江戸っ子で話しだしたら止まらない方で、「今ご飯食べてるとこなのよ」「じゃあ、あとでまた電話しましょうか」「いいわよ。で、何?」から始まって、延々1時間、話すわ、話すわ。この間インタビューした中原ひとみさんが、東映の第一期ニューフェイスに受かったのは審査員だった星さんの推薦があったからと言ってました、覚えてますか?と尋ねると、ちゃんと覚えていた。「この子、可愛い、可愛い」って言ってあげたのよ。山本麟一もあたしが推薦したんだから、とのこと。ともかく、星さんは昔のことをよく覚えていて感心する。星さんの話は、日本映画界の舞台裏を伝える貴重な証言が多く、早くインタビューして録音しておかなければならないと痛感。


星美智子さん。2010年11月「錦之助映画祭り」で

 3時半に家を出て、ラピュタへ。石井さんと打ち合わせの後、『ゆうれい船 後篇』と『殿さま弥次喜多 怪談道中』を見る。どちらも楽しい映画で大満足。平日の夕方からなのに。お客さんの入りも良く(30名前後)、ほっとする。徐々に錦之助祭りが広まってきたとしたら、嬉しい。