錦之助ざんまい

時代劇のスーパースター中村錦之助(萬屋錦之介)の出演した映画について、感想や監督・共演者のことなどを書いていきます。

「錦之助よ、永遠なれ!」上映会レポート(4)

2013-11-20 06:00:55 | 2013年錦之助映画祭り
 19日(水)。11時起床。2時間ほど雑用。
 マガジンハウスとひばりプロダクションへ「錦之助伝」を送る。印刷物専用のゆうメールだと1冊送って、340円。
 11時半ごろ、エ・ネストの名塚社長から電話。今、新文芸坐へ来ているという。私は2時ごろ行くと言うと、名塚さんはこれからほかに回るところがあるので、また今度ということに。今日のトークゲストの松風はる美(利栄子)さん、木曜日に予定していた宮園純子さんなどが所属する芸能事務所の社長が名塚さんで、宮園さんが来られなくなったお詫びと松風さんをよろしくということを私に言いに、新文芸坐へ立ち寄ったのだそうだ。
 昼過ぎ、内田千鶴子さんから電話。千鶴子さんは内田有作さん(吐夢監督の次男)の奥さんで、写楽と北斎の研究者である。本も書かれ、大江戸博物館などで講演もしている。不思議なもので、有作さんが二年前に亡くなってから、親しくさせていただいている。有作さんがお元気な頃は、千鶴子さんとは一度もお目にかかったことがなかったのだが、偲ぶ会と一周忌に私が出席しているうちにお付き合いが始まった。きっとあの世で有作さんも笑っているにちがいない。千鶴子さんは、今日、新文芸坐へ私を励ましに見えるとのこと。
 1時ごろ家を出る。2時、新文芸坐に着く。スタッフに訊くと、200人くらいの入り。この時間、初日から3日間は満員だったが、4日目にお客さんが減った。ちょっとがっかり。ロビーで内田千鶴子さんと編集者の女性に会い、10分ほど話す。お二人とも「錦之助伝」を買ってくださった。映画も見て、帰られるという。
 円山さんから電話があり、電器店ラビの前へ迎えに行く。京都からお着物(薄紫色)を着て、いらした。
 事務室で円山さんに色紙と贈呈本にサインをしてもらっていると、驚いたことに北沢典子さんが事務室に現れる。「円山さんと松風さんにお会いしたくなって……それから、ちょっと様子を見に伺ったの」とおっしゃる。北沢さんは横浜在住で、池袋まで1時間以上かかるのにトークとは別の日にわざわざいらしてくれたのだ。
 北沢さんに「錦之助伝」をさしあげ、円山さんがお化粧直しをしている間、10分ほど話す。
 2時45分ごろ、ロービーに松風さんが見えたので下へ行く。黄色い枯葉色のお着物姿で、お知り合いの方といっしょだった。ご挨拶だけして、トークの打ち合わせはなし。松風さんとは今月4日に明大前の円尾さんの上映会でお会いして、打ち合わせは済ませている。
 『ゆうれい船』が終る。ロビーで早くも円山さんがお客さんにつかまり、写真撮影に応じる。
 3時5分、トークショー開始。聞き手は私。円山さんと松風さんに不公平なく、お話していただく。東映入社のきっかけ、東映時代のこと、錦之助さんとの話、役柄のことなど。最後に円山さんが、子どもたちに夢を与えるような時代劇を作ってほしいと力説。
 サイン会もスムーズに進行。北沢さん、円山さんが映画を見たいとおっしゃるので、客席へ案内する。松風さんに事務室へ来ていただき、色紙と贈呈本にサインをいただく。お礼もお渡しする。
 今日は久しぶりに映画を見る。『殿さま弥次喜多怪談道中』の三分の二と『ゆうれい船 後篇』全部。ただし、『ゆうれい船 前篇』は見られなかった。
 北沢さんは、途中でお帰りになる。夕方、新文芸坐を出て、円山さんと「寿し常」で夕食。円尾さんも同席。また新文芸坐へ戻って、関係者席で円山さんと『ゆうれい船 後篇』を見る。円山さんは今夜、立川のホテルへ一泊することになっているので、帰りは池袋から吉祥寺までお供する。電車の中で、円山さんといろいろなことを話す。
 10時半帰宅。疲れたのですぐに就寝。