この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

福岡中洲大洋。

2012-02-04 23:42:59 | 日常
 映画『ハンター』を観に、福岡中洲大洋まで行ってきました。

 この福岡中洲大洋は、福岡市内に残された、シネコンでもない、ミニシアターでもない、最後の“映画館”です。
 一般的なシネコンと何が違うかというと、いくつか違いはあるのですが、最大の違いは入れ替え制ではない、ということでしょうか。
 入れ替え制ではない、と言われてもシネコンでしか映画を観たことがない若い人にはピンと来ないかもしれませんが、要は上映終了後の観客の入れ替えが行われないのです。
 つまり、同じ映画であれば、一本分の料金で何度でも観ることが出来ます。
 自分がこの日観た『ハンター』であれば、上映初日ということもあって一日に六回上映されていたので、その気になれば続けて六回観ることが出来るのです(ま、そんな奴がいるとも思えませんが)。

 シネコンではない映画館は全国どこでも入れ替え制が行われていないといってるのではありませんし、もしかしたら入れ替え制ではないシネコンも日本のどこかにはあるのかもしれませんが、ともかく昔の映画館では入れ替え制ではないのが当たり前でした。
 さらにいえば通常二本立てで興行されるのが常だったので、例えば『ゴースト』と『48時間2』、『エイリアン2』と『プロジェクト・イーグル』etc、二本立てを二回ずつ観るという荒業も可能だったわけです。
 そして実際してましたよ。笑。
 それが可能だったのは、昔の映画館の音響施設が今のシネコンほど良くなかった、という事情があると思います。
 今のシネコンでぶっ続けに四本、八時間映画を観ろ、と言われても無理ですからね(と言いつつ、シネコンで一日五本映画のハシゴをしたことがありますが。笑。)。
 ともかく、中洲大洋であればお気に入りの映画を続けて二本、もしくはそれ以上、観ることが出来るのです。

 今のシネコンにはいろいろ不満がありますが(といっても入れ替え制ではないことは特に不満ではありません。同じスクリーンで同じ作品を一日中上映し続けるわけではない以上、入れ替え制を敷いているのはある意味当然です。)、中でも飲食物の持ち込みが禁止されていることは不満を覚えずにはいられません。
 フードコーナーを充実させた上で飲食物の持ち込みを禁止にする、っていうならわからないでもないですよ。
 でも別にそういうわけじゃないじゃないですか。ファーストフードに毛が生えた程度、、、いや、ファーストフードのない毛を無理やり引っこ抜いた程度じゃないですか。
 しかも量が半端じゃない。バケツのような容器に入ったポップコーン、見るたびにあれって何?って思います。あの量を上映が終わるまでに食べ終わる人がいるんでしょうか。
 
 その点、中洲大洋は飲食物の持ち込みが全面的に認められているのです。
 さらに嬉しいことにフードコーナーがそのまま普通の喫茶店になっているのでメニューがそれなりに充実してるんですよね。
 もちろんそこで注文した料理を劇場内に持ち込むことも可です。
 ただ、残念だったのは、絶品だったコーヒーゼリーがメニューから消えて、文字通り絶品になっていたこと、、、また、復活してくれないかな。
 それにポップコーンが一人分適量で販売されているのも個人的には嬉しいです。
 しかも前売り券購入時にそのポップコーンの引換券がもらえます。
 これからは出来るだけここで前売り券を購入しようと思いました。

 それから、中洲大洋は、建物自体は老朽化していましたが、施設的にはそこらのシネコンにも劣っていることわけではなく、シートの座り心地の良さは一瞬「え?」と思ったぐらいです。前の席とも離れていて、ものすごくゆったり座れましたよ。

 客層はじーさんばーさんが多かったかな、、、絶えず上映中咳をする人がいました。
 ま、これは言っても詮無いことですね。
 別段シネコンの客層が上等だというわけじゃなし。

 あと望むのは上映ラインナップの充実ですが、これも今のところは文句はありません。
 二月の下旬からは福岡では唯一『灼熱の魂』を上映してくれますからね。
 ありがたいことです。
 しばらくご無沙汰してましたが、今年は中洲大洋で映画を観る機会が多いんじゃないかって思います。
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映画館とシネコン。

2012-02-03 21:00:05 | 蘊蓄・雑学
 明日は『ハンター』という映画を福岡中洲大洋という映画館に観に行きます。
 この『ハンター』、九州では福岡中洲大洋でしか上映されないんですよねぇ。
 シネテリエ天神、シネリーブル博多と立て続けにミニシアターが閉館となり、福岡市内に残るミニシアターはKBCシネマのみとなった現状では、こういったミニシアター系の作品が映画館やシネコンで上映されるのはありがたいことです。

 さて、この中洲大洋は福岡でも老舗の映画館です。
 映画館です、とわざわざ断ったのは、中洲大洋は映画館ではあってもシネコンではないのです(もちろんミニシアターでもない)。
 現在では映画館といえばほとんどシネコンのことを指すようになりましたが、厳密に言えばこの両者は同意ではありません。

 映画館とシネコンの違い、いくつかありますが、その最大の違いといえば果たして一体なんでしょう?
 答えがわかった!という人はコメントしてくださいね。

 昔の映画館では当たり前のことだったのですが、今のシネコンではまずありえません。
 このヒントでわかるかな?
 昔からの映画ファンであれば簡単にわかると思うけれど、若い人には難しいかもしれませんね。

 答えはwebで!!じゃなかった、明日の記事で!!
コメント (18)
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2012年、個人的にまったく観る気がしない映画10本!!

2012-02-02 22:53:22 | 新作映画
 2012年の上半期に公開される、個人的に面白そうだなと思う映画についての記事は先日書きました(こちら)。
 どうせだったらまったく真逆の記事も書いてみるかと思い、2012年に公開される、個人的にまったく面白そうに思えない、観る気が起こらない映画を10本、挙げてみました(公開順)。ネタ元はこちらです。【】内はネタ元サイトでの紹介文です。

○『愛と誠 201X』(6月16日公開)
【妻夫木聡&武井咲W主演、三池崇史監督が梶原一騎原作の同名漫画を映画化】
 咲と書いて「えみ」と読む、強敵と書いて「とも」と読む、みたいな感じでしょうか?
 
○『LOVE まさお君が行く!』(6月23日公開)
【香取慎吾×広末涼子共演、テレビ番組の人気コーナーを基にした犬と人との絆の物語】
 テレビ番組の人気コーナーを基にした犬と人との絆の物語って、去年も似たような企画の映画、ありませんでしたっけ?もしかして毎年の恒例行事でしょうか?

○『一遍上人』(5月公開)
【ウド鈴木主演、絵巻物「一遍上人絵伝」を現代風のダンス&音楽で描く音楽映画】
 ウド鈴木が一遍上人を演じられるとも、ダンスを踊れるとも思えないんですが…。

○『グラッフリーター刀牙』(夏公開)
【AKB48北原里英出演、漫画「刃牙」を題材に下町商店街を描くコメディ】
 AKBx刃牙x下町商店街、まるで三題小噺みたいなコメディですね。

○『ひみつのアッコちゃん』(9月公開)
【綾瀬はるか×岡田将生共演、赤塚不二夫原作の少女漫画をベースにした恋愛ドラマ】
 綾瀬はるかってほんと仕事を断らないですね。事務所の社長に弱みでも握られてるんでしょうか?

○『アシュラ』(秋公開)
【ジョージ秋山原作の漫画を劇場アニメ化。声の出演に野沢雅子・北大路欣也ら】
 原作はとてもそのまま劇場アニメになる素材とは思えないけれど、原作を骨抜きにしても劇場アニメにする意味はないと思います。

○『パラノーマル・アクティビティ4(仮題)』(11月公開)
【超低予算ながら大ヒットした『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ第4弾】
 1~3までは未見で、見る気も全くないのですが、4だけ観て楽しめますかね?

○『苦役列車』(当年公開)
【主演・森山未來、共演・高良健吾、西村賢太の芥川賞受賞作「苦役列車」を映画化】
 確か原作は私小説的作品でしたよね?それで主役が森山未來?イメージ、違いすぎませんか?ま、橋田壽賀子の自伝的作品のヒロインを安田成美が演じたことが過去にはありましたが。

○『愛を歌うより俺に溺れろ!』(当年公開)
【新條まゆ原作コミックを映画化、男女逆転の恋愛を描くラブコメディ】
 まるで麻薬中毒者の口走った戯言並みに意味不明なタイトルですね。

○『今日、恋をはじめます』(当年公開)
【武井咲×松坂桃李共演、水波風南の同名人気コミックを実写映画化。監督は古澤健】
 またまた咲ちゃんですよ!2012年は咲ちゃんがスクリーンに咲まくりですね。もちろん「えみまくり」と読みますが。

 え~~~、個人的に全く観る気が起こらない映画ばかり十本、挙げました。
 まぁでも挙げただけでは意味がないので、どうせだったら皆さんの投票で、2012年まったく観る気が起こらない映画No.1を決めたいと思います。
 この10本の中で一番つまらなそうだなと思う映画に清き一票を投じてください(出来ればコメント付きで)。
 いや、この映画は面白いでしょ、という肯定的な意見でも構いません。
 また、この作品を忘れてませんか?というコメントも歓迎です。

 ともかく、一番多く票を集めた作品は自分が劇場まで実際観に行きたいと思います(ただし九州で公開されることが条件)。
 締め切りは、とりあえず『愛と誠 201X』が公開され前日まで(早まる可能性もアリ)。
 どうぞよろしくお願いします。
コメント (6)
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泣ける映画の泣けない事情。

2012-02-01 22:21:58 | 旧作映画
 あるマイミクさんが日記に、『アルマゲドン』を見て泣いた、って書いてあったのを読んで、えぇ!?と驚いちゃいました。
 もちろん、どんな映画で泣こうが、もしくは感動しようが、それはその人の自由だし、誰に文句を言われることでもないのですが、ただ『アルマゲドン』は、演出、ストーリー展開、その他諸々に問題があるので、自分は勝手に『アルマゲドン』で泣く人なんていない!と思い込んでいたのです。

 自分の偏見はさておき、自分がまったく泣けない『アルマゲドン』で泣けるというなら、自分が泣ける(と思う)映画でその人がどういった反応を示すか、具体的にはどれぐらい泣くのかには当然興味が湧きます。
 自分がお薦めする泣ける映画、それは何といっても今は亡きブラッド・レンフロ主演の『マイ・フレンド・フォーエバー』です。
 もうね、これ、反則だろ、っていうぐらい泣ける映画なんですよ。世の腐女子で泣けない人はいないだろう、って思うぐらい。
 この映画を見て涙の海で溺れるがいい、ってぐらい自信満々で、件のマイミクさんに『マイ・フレンド・フォーエバー』を紹介しようと思いました。

 が、しかし。

 今回、検索して初めて知ったのですが、『マイ・フレンド・フォーエバー』、驚いたことにDVD化されてないんですよね。
 これにはほんと、ビックリしました。
 自分が面白いと思った映画で、DVD化されてない作品って、結構あるんですが(とりわけ『ボロワーズ/床下の住人たち』のDVD化は切に希望!)、それでもまさか『マイ・フレンド・フォーエバー』がDVDになってないとは思ってもみませんでした。

 DVDになってないのは、単にマイナーだからだろう、って思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはないです。
 ミクシィではこの映画のコミュが二つあり、合わせて二千人以上の参加者がいますから。
 何だ、たった二千人かよ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の参加者がどれぐらいいると思ってるんだ、そう仰る方もいるかもしれませんが、それも違うんですよ。
 十五年以上前の、DVDにもなってない映画のコミュの参加者が二千人以上というのは、驚異的に多いと言ってよいと思います(自分が参加している『シューティング・フィッシュ』という映画のコミュは八人しかいません。笑。)。

 なぜ『マイ・フレンド・フォーエバー』がDVD化されないのか、真相はもちろん藪の中で、はっきりとはわかりません。
 しかしまことしやかに囁かれる説があり、それは主人公たちの声を当てているのが、某芸能事務所に所属するアイドルで、DVD化されないのは、その版権の使用料が高いからだとか、もしくはその事務所の社長が許可を出さないからだとか、云々。
 もちろん眉唾だとは思いますが、でもそれぐらいしか『マイ・フレンド・フォーエバー』がDVDにならない理由って考えられないんですよねぇ。

 ともかく「たのみこむ」でもツタヤの「発掘良品」でもいいから、『マイ・フレンド・フォーエバー』が一日も早くDVD化されて欲しいです。
 そして件のマイミクさんを涙の海に溺れさせたいです。笑。
コメント (9)
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