この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

粒ぞろいだと思った『世にも奇妙な物語 '24夏の特別編』。

2024-06-15 13:16:39 | テレビ
 『世にも奇妙な物語 』はぶっちゃけ見たり見なかったりです。
 なぜ見たり見なかったりかというと、理由は単純、すべてのエピソードが面白いというわけではないからです。
 すべてのエピソードが面白かったら毎回見るんですけどね。

 そんなわけで、6月8日に放送された『世にも奇妙な物語 '24夏の特別編』も一つか二つ面白いエピソードがあればいいかなと思ってみたのですが、意外や意外、放送された四つのエピソード、すべて面白かったです。 
 すべてのエピソードが面白かったってこと、初めてかもしれないな。

 放送順に簡単なレビューを。

〇『追憶の洋館』
 作者が自分の書いた作品に取り込まれるというお話はよくありますが、よくあるお話を丁寧に仕上げていたと思います。

〇『友引村』
 いやー、このお話、怖かったです。
 何が怖いかって、これに協力していたら確実に不幸な目に合うだろうなと予想されるのに、協力せざるを得ないシチュエーションがまず怖い。
 先日観に行った『胸騒ぎ』と通じるものがありますね。
 ちなみに自分は『胸騒ぎ』のレビュー記事で、恐怖の存在が実在していると思えなければ怖くない、と書きました。
 では魂の入れ替わりといったオカルトネタは怖くないのかというとそんなことはありません。
 なぜなら人間は魂が何なのか、死とは何かといったことがまったく定義化できてないですからね。

〇『人類の宝』 
 作家の価値を決めるのは作家自身ではないというのはその通りだと思いました。
 バンクシーなんかも匿名じゃなかったら案外評価が下がるんじゃないですかね?

〇『週刊 元恋人を作る』
 ぶっちゃけ「元恋人を作る」ってオーダーメイドのラブドールを作るってことですよね?
 完全オーダーメイドのラブドールはまだないと思いますが、そのうち、背丈、体格、顔つき、髪の色、胸のサイズ、声、そういったものがすべて希望通りのラブドールも出来るかもしれませんね。
 っていうか、もうあったりして。笑。
 ちなみに自分はラブドールで有名なオリエント工業のショールームに行ったことがあります(以前はJRの博多駅近くにもあった)。
 幸いなことに、というか、残念なことに、ラブドールに魂を抜かれることはありませんでした。 
 まぁラブドールって一体70万円以上しますからね、魂を抜かれるのもなかなか大変です。

 『世にも奇妙な物語 '24夏の特別編』のレビューは以上です。

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